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弁護士ドットコム(6027)の株価は今後どうなるかな?

不安定な動きは続きそう!その理由を解説していくよ!

株レンジャー
株レンジャー

 

  • 弁護士ドットコム(6027)の株価予想
  • 弁護士ドットコム(6027)株の買い時
  • 弁護士ドットコム(6027)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

弁護士ドットコム(6027)の株価予想!今後どうなるか?

  • 利益が出てくれば株価も上昇へ

溶ける

弁護士ドットコム(6027)は「弁護士ドットコム」「税理士ドットコム」などの専門家ポータルサイトを運営するIT企業です。

なかでも「弁護士ドットコム」は、2020年3月に1,000万人を超える利用者がいるようです。サイトを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

さらに「クラウドサイン」という電子契約のサービスも展開しています。電子契約は、企業の業務効率化でとても注目されている分野です。弁護士ドットコムはなんと80%以上のシェアを獲得しています(決算説明資料より)

成長しているクラウドサインで利益が伸びてくれば、さらに株高になるのではないでしょうか。

>>>会社決算資料

 

  • しばらくは不安定な動きが続きそう

ですが将来の期待感を反映して、株価はすでにかなり上昇してきました。

株価指標でみても、割高感があるので、いつ下落トレンドになってもおかしくはないですね。しかもしばらくはマネーゲームのように、業績に関係のない動きも出そうです。

しばらくは不安定な動きになりそうなので、投資には注意が必要です。

 

弁護士ドットコム(6027)株の買い時

  • ずっと持つなら、今はおすすめできない

待つ犬

2020年11月中頃にはPBRが100倍を超えており、かなり割高な水準になってきています。

短い期間で売らないつもりなら、割安になるまで待ったほうがよいでしょう。

 

  • 市場の声に耳をかたむけて買うのもあり

弁護士ドットコムは、マザーズの中でも売買高が大きく、注目度の高い銘柄なのは間違いないですね。

クラウドサイン事業の売上が伸びており、企業がすすめるDX(デジタルトランフォーメーション)も追い風になっています。なので、個人投資家の注目が集まるのも当然の流れです。

そうした状況を読むと、市場が注目しそうなニュースが出たときに大きく動きそうです。短めの売買なら、そうしたタイミングで売買するように準備しておくのがおすすめです。

 

弁護士ドットコム(6027)の株の分析【2020年11月13日現在】

配当金はいくら?配当利回り

配当収入は期待できない

チェック

株価指標 目安
配当金 N/A
配当利回り N/A
配当性向 N/A
  • 配当収入は期待できない

弁護士ドットコムの場合、当面の間の配当収入は期待できません。

どんどん広告宣伝などに投資を行っている成長企業です。なので利益は、配当などで株主に分配するよりは、投資に使う方針の可能性が高いです。

配当収入は、事業の利益が安定してから期待ですね。

 

株主優待の内容

  • 株主優待は行われていない

弁護士ドットコムでは株主優待は行われていません。

配当と同じように、成長企業なので、株主優待をするよりは利益を高めるための投資に資金を使いたいのでしょう。

 

  • 将来的には優待も

将来的には株主優待が取り入れられる可能性はあると思います。

株主優待が行われるなら、弁護士などの専門家のサービスやセミナーを受けられるようになるなど、サービスに関連したものになるでしょう。

何かと法律トラブルに関心のある投資家なら、そうした株主優待があれば気になりますね。

 

株価指標

割安株投資には向かない

株価指数 目安
PER N/A
PBR 129.3倍
ROE 11.8%
自己資本比率 81.1%
  • 株価指標は割高感がある

PBRが100倍を超えており、新興企業・成長企業の中でも割高感が強いです。

将来大きく成長した時の利益を織り込んだ株価になっているため、将来への期待感でつくられた株価といえると思います。割安株投資には向かない銘柄ですね。

 

  • 収益性はほどほど

ROEは10%前後の水準で、企業の効率性は平均的です。

ですが、大きな自己資本比率からも分かるように、総資産のほとんどが自己資本(純資産)でつくられています。借入に頼っていないことを加味すると、効率よく利益を出しているのが分かります。

 

同業種の銘柄と比較

  • 弁護士マッチングではNo.1

文書をチェックする

ポータルサイト「弁護士ドットコム」は、弁護士業界では知らない人がいないほど有名になりました。

競合する同業他社だと、「~弁護士ナビ」を展開するアシロ(非上場)などがありますが、弁護士ドットコムと比べると知名度が一段劣ります。同業種だと上場企業は見当たりませんね。

 

  • 電子契約もシェアは圧倒的

一方の稼ぎ頭である電子契約ビジネスは同業のサービスが多いようです。

上場企業ではGMOインターネット(9449)の「GMO電子印鑑Agree」などが出てきました。

ですが弁護士ドットコムが運営するクラウドサインはシェアの8割を占めていて、圧倒的です。このまま存在感を出していければ、将来的にも大きな収益源になるのが期待できますね。

 

弁護士ドットコム(6027)株のまわりの予想

買い予想の声

  • 成長株への期待が大きい

 

新興株・成長株への期待感から、弁護士ドットコムにも資金が入ってきていると分析していますね。

 

  • 予想以上に高値を追う動きに

 

予想以上の勢いで上昇しているので、途中で離脱してしまった投資家も。どこまで株価が高まるのか、注目ですね。

 

売り予想の声

  • 徐々に値下がっていく予想も

 

期待感で株価が上昇している分、割高になっているという意見も多いです。すぐに買いを入れるよりは、少し様子見をしたい投資家もいるでしょう。

 

弁護士ドットコム(6027)の総合評価

将来の業績への期待感が高い!

将来への期待

通信簿
業績
配当金目当て ×
優待目当て ×
割安 ×
同業種との比較
将来性

業績について

  • 売上は順調に増加

売上はきれいに増加している傾向があります。

直近の2021年度第3四半期決算によれば、売上高が前の年の19.3億円から24.3億円に増加(26%増)しました。期末でみても、2020年度は41.3億円で前年比32%増でした。

 

  • 投資額が大きいため利益は少なめに

直近2021年第3四半期決算では、営業利益が1.1億円と、前年同期間の2.6億円と比べて減少に転じていました。

売上が増加しているのに営業利益が減少しているのは、広告宣伝費が3億円以上増加しているためで、目先の利益を犠牲(ぎせい)に先行投資しているのが分かりますね。

本業の事業で赤字になっているわけではないので、評価は○としています。

 

配当金目当ての投資

  • 配当目当ての投資には向かない

弁護士ドットコムは成長途中の企業なので、配当収入を目的とした投資には向かないでしょう。

 

  • 業績が安定してきたら配当も

ですが利益が安定して出てくると配当が行われる可能性もあります。長期的に株を持っている投資家は配当金にも期待をかけているので、そんな投資家を離さないためにも、どこかのタイミングで配当をはじめるかもしれませんね。

今後の業績と成長度合いに注目しておきましょう。

 

優待目当ての投資

  • 株主優待はない

弁護士ドットコムでは株主優待を行っていないため、評価を×としています。

今後、企業が成長してきた時に優待が行われるかどうか注目しておきましょう。

 

割安かどうか

  • 割高感が強い

弁護士ドットコムの株価指標はいずれも割高感が強く、中長期で株を買おうとするには難しい判断が必要になります。

大幅な成長を期待して株価が上がっているので、株を買うときにも、弁護士ドットコムにどれくらいの成長性があるか見極めないといけないですね。

 

同業種との比較

  • 弁護士分野では圧倒的知名度

弁護士のマッチングサービスでは、弁護士ドットコム以上に知名度があるところはありません。

圧倒的に知名度が高く、同業種と比べて有利ですね。

 

  • 電子契約のシェアも高い

2020年に入って注目を浴びている電子契約の分野でも、かなりの知名度があります。CMなどで知名度を上げている分、契約も増えやすいので、有利な立場にあるといえます。

 

将来性はあるか

  • 専門家のポータルサイトは天井か

現在主力の「弁護士ドットコム」ポータルサイトはユーザー数の伸びが落ち着いてきていて、これからは大きく伸びることはないと予想されます。

需要が天井に達しているので、今後は主力事業を、電子契約などのB2B(対企業ビジネス)に移していくのではないでしょうか。

 

  • 電子契約は市場が伸びる

電子契約ビジネスは、市場の成長が加速しています。

レポートによると、電子契約サービスの市場は2023年には2020年と比べて2倍近くに成長すると予測されていますね。

電子契約ビジネスで大きな市場シェアを持っている、弁護士ドットコムの将来性はかなり良いものと予想しています。
>>>ITR電子契約サービス市場2020

 

買いを検討してる人へアドバイス

  • 電子契約が伸びている理由を知っておこう

契約へのサイン

電子契約では、紙の契約書の代わりに電子署名というIT技術を使って契約を結びます。

紙に比べると、

  • 単純に作業が減る
  • コストが大幅に削減できる

というメリットがあるとされています。

ここでは詳細に立ち入りませんが、なぜ電子契約の件数が伸びているのか知っておくと、IT銘柄に投資するときに役立つと思います。弁護士ドットコムの株価が上昇している理由のヒントが得られるかもしれません。

 

まとめ

  • 弁護士ドットコム(6027)の株価予想は不安定な値動きがポイントに
  • 弁護士ドットコムの買い時はまだ先
  • 割高感があるが、今後の成長に期待できる
  • 同業種の中ではシェアが大きく安定した収益が期待できそう
  • 投資家の意見をまとめると、成長株の中でも期待感が強い
  • 電子契約が人気の理由を知っておこう