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サイバーコム(3852)ってどんな銘柄なの?

IP電話交換機などの通信ソフトウェアや基幹システムなどの業務ソフトウェア開発を行っている東証一部上場企業だ!

株レンジャー
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  • サイバーコム(3852)の株価予想
  • サイバーコム(3852)株の買い時
  • サイバーコム(3852)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

 

サイバーコム(3852)の株価予想!今後どうなるか?

コロナの影響で下落展開が続く

2020年11月22日時点での株価は1,734円となっています。 2020年12月期第3四半期決算では、売上高が前期比マイナス3.0パーセントと微減しています。

要因としては、コロナによるシステム開発時期の延伸・中止などが業績悪化の要因とされています。 2020年11月時点で東京都を中心にコロナウイルスの第三波が到来しており、同社の営業指針にも少なからず影響が生じる可能性があります。

それに伴い、株価も下落基調に転ずることが予想されます。

 

  • 2020年12月期第3四半期決算では、売上高・営業利益が減益減収

2020年12月期第3四半期決算では、売上高が約101億円で前期比マイナス3パーセント、営業利益が約6770万円で前期比マイナス5.6パーセントと減益減収となっています。

ソフトウェア開発事業の開発時期の延伸および作業の規模の縮小の他、新型コロナウイルス感染症対策費用に約4,000万円を転じるなど、コロナによって方針が左右された四半期となりました。

 

  • サービス事業は需要増加

2020年12月期第3四半期決算ではサービス事業が売上高約21億円(前期比11.0パーセント増)となっています。構築・保守サービスにおいて、クラウドへの移行やネットワーク構築案件が好調であるとされています。

サービス事業においては、リモート化に伴ってコロナが追い風になった傾向が強いと思われます。

 

サイバーコム(3852)株の買い時

  • コロナの第三波の推移を見極めながら購入する

2020年12月期第3四半期決算発表時点の株価約1,900円から、11月22日時点では1,734円まで下落しています。 決算数値がマイナスに受け取られたことに加え、数値減少の要因がコロナの影響を含んでいます。コロナの第三波の推移を見極めながら購入を検討しましょう。 少なくとも1,700円台以上は手出し無用です。

 

サイバーコム(3852)の株の分析【2020年11月22日現在】

配当金はいくら?配当利回り

  • 配当金はおまけ程度

株価指標 目安
配当金 1株あたり17.00円
配当利回り 0.98パーセント
配当性向 24.4パーセント

1株当たり配当17.00円で配当利回りは0.98パーセントとなっています。利回りは平均よりも低いので、配当狙いのホルダーは少ないでしょう。あくまでおまけ程度に捉えておく方が良いでしょう。

 

株主優待の内容

  • 株式優待はなし

株主優待はありません。同業他社も含めて、優待は実施していないようです。配当金の充実に期待したいですね。

 

株価指標

  • 時価総額は伸びしろあり
株価 目安
時価総額 139億9百万円
PER 25.76
PBR 2.59

・サイバーコム(3852)は5Gへの対応が見込まれる通信インフラ製品・システムを手掛けています。将来性を考慮すると時価総額は伸びしろがあるでしょう。

・PER、PBRはやや割高ですが、5G関連銘柄の中では割安な部類に入ります。

 

同業種の銘柄と比較

  • アドソル日進(3837)がライバル

サイバーコム(3852)の競合他社としては、アドソル日進(3837)が挙げられます。

ICTシステム構築に強みを持っている点、5Gとの関連性がある点で互いに共通点を持っています。 電力・制御などの基幹システムを取り扱っており、特にエネルギー、道路・鉄道などの社会インフラのシステム構築を多く手が欠けている点を強みとしています。

時価総額は2020年11月22日時点で約250億円とサイバーコム(3852)よりも企業規模は大きいです。

 

サイバーコム(3852)株のまわりの予想

  • コロナ禍以後の増収増益に期待がかかる

SNSイメージ

買い予想の声

 

サービス事業が好調であることを前面に押し出すメディアも見受けられます。

 

 

kabutanではポストコロナ銘柄として記事を取り上げられています

 

  • チャートから損切を検討する人が多い

売り予想の声

 

日経平均株価の上げ下げにはあまり反応は見られず、下落基調が続いています

 

売り予想としては、下落が続いていることからくる損切の声が多かったです。

 

サイバーコム(3852)の総合評価

コロナによって厳しい情勢が続く

  通信簿
業績
配当金目当て
割安
同業種との比較
将来性

業績について

  • 2020年12月期第3四半期決算では売上高前期比3.0パーセント減、営業利益は5.6パーセント減

【2020年12月期第3四半期決算】

・売上高約101億円 前期比3.0パーセント減

・営業利益約677万円 前期比5.6パーセント減

 

と減益減収となっています。

先に述べた通り、ソフトウェア開発事業においては、コロナによる計画順延などが業績悪化の主な理由とされています。 サービス事業は、テレワーク需要に伴い、関連製品の引き合いが増えて好調に推移しています。

 

配当金目当ての投資

  • 配当金狙いの投資には向かない

配当利回りは0.98パーセントのため、配当狙いの投資であれば、別の高配当銘柄を狙う方が良いでしょう。

 

割安かどうか

  • 5G関連では割安

5G関連銘柄同士で比較すると割高ではありません。割安であると感じると購入タイミングが悩ましくなりますが、コロナ禍における業績見通しが不透明であるため、すぐの手出しはリスクがあると思われます。

 

同業種との比較

  • リモートワーク普及に適した商品提供

自社製品である「Cyber Smart」シリーズはスマホをオフィス電話化したり、Web画面上で応答設定を変えられるなど、 今後のリモートワーク普及にぴったりのサービスを提供しています。

ソフトウェア開発事業も数値としては奮っていませんが、情報システムセキュリティ分野の開発において、5Gとの関連性で強みを持っています。

 

将来性はあるか

  • アフターコロナに期待

5Gやクラウドサービスなど将来性が高い事業を取り扱っています。2020年2月12日発表予定の通期業績も下方修正はありません。

ただし、コロナの感染状況が予断を許さない以上、ソフトウェア開発のスケジュールへのマイナス影響は考慮に入れておく必要があります。

 

買いを検討してる人へアドバイス

購入は2021年2月以降から100円刻みで!

コロナの第三波に伴って、株価の下落基調が続くことが予想されます。2021年2月の通期決算を確認してから購入しましょう。

数値によっては、さらに下落することも視野に入れておきましょう。リスクヘッジのために、1,500円台、1,400円台と100円刻みに分散購入することをオススメします。

 

まとめ

  • サイバーコム(3852)は2020年12月期第3四半期決算では、コロナの影響で売上高・営業利益ともに減収減益
  • 5G関連、クラウド化、リモートワーク推進など、トレンドに合った事業を取り扱っている
  • 購入するのは、2021年2月の通期決算やコロナの推移を見極めながら検討する