理経(8226)ってどんな銘柄なの?

民間企業や官公庁向けに、衛星通信関連製品提供やデジタルマーケティングを行っているIT企業だ!

株レンジャー
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  • 理経(8226)の株価予想
  • 理経(8226)株の買い時
  • 理経(8226)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

 

理経(8226)の株価予想!今後どうなるか?

100円台後半~200円台前半をいったりきたり

理経(8226)は、民間企業や官公庁向けに衛星通信関連製品を提供しているIT企業です。 尖った製品提供を方針として打ち出しており、M&Aや資本提携にも積極的です。

そのため、コロナ禍にありましたが、2021年3月期第2四半期決算は前期比2.2パーセント増と成長を遂げています。 市場の期待ほどの数値ではなかったためか、株価は220円前後をうろうろしています。2020年12月以降、コロナの影響で株価100円台後半まで下げることも視野に入れておきましょう。

 

  • 売上高・営業利益ともに微増

2021年3月期第2四半期決算では、売上高50億5百万円(前年同期比2.2%増)、営業損失は7千2百万円の損失(前年同期8千7百万円の営業損失)と業績は微増しています。

子会社の防衛相向け案件が前倒しが業績アップ要因です。反面、総務省向けシステム更新の案件減少や伝送配信システムの低調による業績悪化点も見られます。

 

  • 5G向け製品の展開に期待

新たな一手として、5G向け製品の積極的な展開を行っています。 2020年3月より、Siklu Communication Ltd.の長距離無線LAN新製品「EtherHaul-8010FX」の販売展開を開始しています。

5G導入において基地局間通信に使用される製品となっています。2021年以降、各社共に5Gへの積極展開を確実視されるだけに、理経(8226)においても、5G新製品の販売に注力したいところです。

 

理経(8226)株の買い時

  • 100円台に割り込んでから買いを考える

株価は11月9日には242円をつけていましたが、2021年3月期第2四半期決算後は下落しています。 11月23日時点では217円となっており、調整が続いています。

コロナの第3波の動向が読めない以上、現状は手出し無用です。 100円台に割り込んだら打診買いを考える程度で良いでしょう。

 

理経(8226)の株の分析【2020年11月23日現在】

配当金はいくら?配当利回り

  • 配当性向は高いが、利回りが低い

株価指標 目安
配当金 1株あたり3.0円
配当利回り 1.38パーセント
配当性向 108.1パーセント

配当性向が高く、低位株なので大量保有していればそこそこの配当金が得られます。ただ、利回りが1.38パーセントと低いです。利回りを重視するなら、他の銘柄をオススメします。

 

株主優待の内容

  • 株式優待はなし

株主優待はありません。同業他社も含めて、優待は実施していないようです。配当金の充実に期待したいですね。

 

株価指標

  • 時価総額は伸びしろあり
株価 目安
時価総額 33億6千7百万円
PBR 0.83
自己資本比率 55.7パーセント

・時価総額は30億台と、小型株に当たります。積極的なM&Aにより、企業規模拡大を目指したいところです。

・自己資本比率は約55パーセントと高い数値を誇っています。

 

同業種の銘柄と比較

  • アルチザネットワークス(6778)がライバル

同じネットワークソリューション分野のアルチザネットワークス(6778)がライバルとして挙げられます。

通信インフラの測定器などを開発しており、5Gを戦略の要に挙げているチャレンジングな企業です。アルチザネットワークス(6778)はネットワーク負荷装置など、ネットワーク関連分野に特に特化している印象を受けます。

理経(8226)は防災訓練などのVR再現サービスなど、ITに関連していることは手広く手がけており、どちらかというと広く浅くといった印象を受けます。

 

理経(8226)株のまわりの予想

  • VRなどの新規ビジネスにも注力

買い予想の声

 

テクニカルの面から一度反発するといった見方をされている方もいます

 

 

VR分野に精力的に力を入れており、好感をもたれています

 

  • 決算は消極的な見方の人が多い

売り予想の声

 

2021年3月期第2四半期決算はネガティブな予想が多かったようです

 

理経(8226)の総合評価

新規事業でビジネスチャンスをつかみたい

  通信簿
業績
配当金目当て
割安
同業種との比較
将来性

業績について

  • 2021年3月期第2四半期決算では、売上高は前年同期比2.2%増、営業利益は7千2百万円(前年同期8千7百万円の営業損失)

【2021年3月期第2四半期決算】

・ 売上高50億5百万円 前年同期比2.2%増

・営業利益7千2百万円の損失 前年同期8千7百万円の営業損失

 

と売上・収益面共に微増となっています。

セグメント別では、システムソリューションにおいて、総務省向けシステム更新案件減少で、売上高は16億9千6百万円(前年同期比27.6パーセント減)となっています。

ネットワークソリューションでは、伝送配信システムが低調で、売上高は3億6千7百万円(前年同期比28.5パーセント減)となっています。 そして、電子部品及び機器事業では、子会社エアロパートナーズの防衛省向け案件の前倒しで売上高は 29億4千2百万円(前年同期比44.0パーセント増)となっています。

全体としてはプラスですが、堅調な推移のためには、新規事業(5G、VR)の注力が急がれるところです。

 

参照URL

2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕:https://www.rikei.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/11/64q2tanshin20201109.pdf

 

配当金目当ての投資

  • 配当金狙いの投資には向かない

配当利回りは1.38パーセントのため、配当金狙いの投資先には向かないでしょう。

 

割安かどうか

  • 割安な部類に入る

会社発表のPERはありませんが、PBRが1倍を切っており、時価総額も30億台です。投資妙味が高く、同業他社に比べて割安な部類に入るのではないでしょうか。

 

同業種との比較

  • 幅広い事業体制からビジネスチャンスをつかみたい

​同業他社に比べ、情報セキュリティ、5G、VRなど、幅広い分野でマーケティングおよび商品開発を行っています。

5G関連銘柄は時価総額が100億台の企業が多いのに対し、理経(8226)は時価総額30億台とまだまだ上昇余地があります。手掛けている分野の内、一つでも大型案件を受注できれば、時価総額を跳ね上げられるチャンスがあると思われます。

 

将来性はあるか

  • 着実なM&A、資本提携をしていけるかがポイント

2019年5月に発表された中期経営計画では、AI、IoT、5G、VR/ARに注力し、2022年には売上高125億円・営業利益2億5千万円を目指すことが明記されています。

注力予定の分野はいずれも将来性が高いです。あとは事業拡大の根拠となりうる資本提携先などを見つけていくことがカギとなります。

 

買いを検討してる人へアドバイス

買う場合は2,3年保有の長期目線で

理経(8226)は事業の将来性目的で購入するホルダーが多いです。 5G銘柄の一つにも数えられており、株価の上昇は5Gによる増益増収が見込まれてからになる可能性が高いです。

2020年11月時点では仕込み時期と仮定し、100円台に割り切った段階から打診買いをしていき、2,3年間は保有する長期投資目線がオススメです。

 

まとめ

  • 理経(8226)は2021年3月期第2四半期決算 では売上高・営業利益ともに微増
  • 飛躍のためには5GやVR分野でのビジネスチャンスの拡大が必須
  • 株価は調整段階にあり、当面の上がり目は薄い