- WOW WORLD(旧エイジア)(2352)の株価予想
- WOW WORLD(旧エイジア)(2352)株の買い時
- WOW WORLD(旧エイジア)(2352)の株の分析
- 同業種の銘柄と比較
- まわりの予想
- 総合評価
- 買いを検討してる人へアドバイス
をまとめました。
WOW WORLD(旧エイジア)(2352)の株価予想!今後どうなるか?
- 高利益率のビジネスモデルで株価が上がりやすい
WOW WORLD(旧エイジア)(2352)はメール配信システムを中心として、企業のマーケティング用のシステムを販売している会社です。
売上高の8割近くをアプリケーションの提供によって稼いでいます。 特に主力のクラウドサービスはSaaS (Software as a Service) の製品で、インターネットでソフトを提供するものです。
なので、ほとんど原価がかからず、利益率が高くなることが多いです。 しかもサービスは月額課金なので、安定的な収益から株価が上がりやすい銘柄です。
- 技術力に支えられた顧客が安定している
WOW WORLD(旧エイジア)の強みは高い技術力です。
毎時数300万件という超高速のメール配信技術は業界最高水準で、他社にはない強みです。 高いパフォーマンスが注目され、大手~中小の企業と数多くの契約を獲得しています。
高い技術力と安定した顧客をもつWOW WORLD(旧エイジア)の株は、長期的にも上昇していくと予想します。
- 短期的には調整が入りそう
とはいえ、WOW WORLD(旧エイジア)株は新型コロナウイルス流行の影響で大きく値を伸ばしています。
安定した業績などから、個人投資家などの注目度が高まっているためでしょう。 株価指標でも割高感が強まっており、短期的にはいったん調整することもありそうです。
WOW WORLD(旧エイジア)(2352)株の買い時
- 長期視点なら今から仕込むのもおすすめ
既に株価は上昇してきましたが、長期的にみれば今から買いを入れていくのもおすすめの戦略です。
WOW WORLD(旧エイジア)の高い技術力と、強い財政基盤を生かし、今後は積極的なM&Aを行っていくようです。
いま予想されている利益額を超えて、タイミングによっては大きく株価を上げるかもしれません。中長期視点の投資家なら、今から仕込んでおくのもよいでしょう。
- 割高感があり、短期的には下落する可能性あり
直近では2020年7月末から9月末までで、株価は1.8倍くらいに上昇しました。株価指標をみても、多少割高感がでてきたので、そろそろ調整しそうです。
トレンドをみて短期的に売買したくなるかもしれませんが、トレンドの変化を見極めて買いたいところです。
WOW WORLD(旧エイジア)(2352)の株の分析【2020年10月16日現在】
配当金はいくら?配当利回り
安定した配当増加が期待できる
株価指標 | 目安 |
---|---|
配当金 | 25円 |
配当利回り | 1.1% |
配当性向 | 28.4% |
>>>個人投資家の皆様へ|株式会社WOW WORLD(旧エイジア)
- 利益の増加にしたがって配当額は増加
利益の一定割合を配当する配当政策をとっているため、利益の増加にしたがって、配当額も年々上昇しています。
利益が今後も伸びていくことが予想されるので、1株あたりの配当額も上昇していくと予想します。
- 株主にとっては嬉しい配当性向
会社説明にあるとおり、配当性向は30%を維持していく方針のようです。
利益が成長していくにしたがって、配当額も増加していくので、株主にとっては嬉しい方針ですね。 >>> 第13回 個人投資家向けIRセミナー
- 事業規模が拡大すれば配当も増加していく
配当額は基本的に、純利益によって変わります。
なので、事業が大きくなり売上が増えると、利益が加速度的に増え、配当額も大きくなる傾向があります。 WOW WORLD(旧エイジア)は多くのキャッシュ(現金)を持っていて、今後も企業買収などを行っていく予定ですから、配当の増加も期待できます。
でも、反対に売上が落ち込むようなことがあれば、一気に配当が少なくなるかもしれません。今後の業績には十分に注目しておきたいです。
株主優待の内容
長期で所有するほど多くもらえる
保有株数 | 株式優待の内容 |
---|---|
200株~299株 | 2,000ポイント |
300株~399株 | 3,000ポイント |
400株~499株 | 5,000ポイント |
500株~699株 | 7,000ポイント |
700株~以上 | 10,000ポイント |
- ポイントでの株主優待制度は自由度が高い
WOW WORLD(旧エイジア)の株主優待では、特定の商品や金券ではなく、「株主優待ポイント」を受け取る仕組みになっています。
受け取ったポイントは特設のサイト上で食品、電化製品、ギフト、旅行・体験などと交換できるようです。何を受け取るかを自分で決められるので、自由度の高い株主優待制度となっています。 >>>WOW WORLD(旧エイジア)投資家向け情報
- 株式数、保有期間に応じてポイント獲得できる
WOW WORLD(旧エイジア)では2単元(200株)以上を持っていることが条件になります。
また、継続して株式を保有して、2年目以降にはもらえるポイントが10%増えるようになります。長期保有の投資家にとっては嬉しい制度ですね。
株価指標
高い投資効率で健全な財政状況
株価指数 | 目安 |
---|---|
PER | N/A |
PBR | 5.9倍 |
ROE | 20.5% |
自己資本比率 | 78.4% |
- 自己資本比率は高い安全性を示している
自己資本比率は70%を超えていて、資産の多くが純資産でつくられていることが分かります。
実際、WOW WORLD(旧エイジア)は有利子負債がほとんどなく、無借金経営です。なので、とても安全性が高いことが分かります。
- 効率性の高さが魅力
WOW WORLD(旧エイジア)の収益性を表すROEは20%を超えていて、資産を上手く使って大きな利益を出していることが分かります。
ちなみに、日本企業のROEの平均は10%くらいと言われているので、WOW WORLD(旧エイジア)のROEは高めなのが分かります。
- 株価指標は割高
WOW WORLD(旧エイジア)のPBRは5倍以上です。
また、記事時点では会社予想を公表していないため予想PERはありませんが、実績ベースで計算すると30%以上となります(2019年度有価証券報告書より)。
どれも企業平均よりも高めの数値なので、割高感があります。
同業種の銘柄と比較
- メール配信システムを提供している会社は数多い
マーケティング関連のソフトウェアを販売している企業はとても多いです。メール配信システムの提供だけにしぼってみても、国内だけで数十社があり、競争が激しい業界です。
ほとんどが非上場のITベンチャーですが、中にはラクス(3923)などの上場企業もいます。
- 直接の競合は高速配信システムを持つ会社
上場企業だと、パイプドビッツ(3919)がWOW WORLD(旧エイジア)と同じような高速配信システムを提供しており、直接的な競合となります。
パイプドビッツのシステムは大手の証券会社などで採用されるなど、安定性も評価されており、大手を得意とするWOW WORLD(旧エイジア)の顧客層とも重なります。
業績面では、WOW WORLD(旧エイジア)と同じように、DX(デジタルトランスフォーメーション)や業務改革の流れで利益は伸びているようです。ですが、株価の1年前変化率-1.7%で、5年前からも11.1%ほどの上昇にとどまっています。パイプドビッツの株価はさえない状況です。
WOW WORLD(旧エイジア)(2352)株のまわりの予想
買い予想の声
2352WOW WORLD(旧エイジア)もいい押し目とみて少し買った。「内容がいいけど、メディアでのあおりがあった銘柄は、押し目を作ってからのほうが、振り落としが効いて株価はよくあがる」のではないかと考えているがどうだろうか。
— ぷに丸 (@punimarupunio) October 9, 2020
調整局面で物色する投資家も多そうです。
WOW WORLD(旧エイジア) 1700円から注目してて打診買いしたものの増やす余力がなくて後悔している銘柄 先日増やした
かなり上げてきているが、まだ時価総額も120億程度。株価を上げる努力をしており、2年以内300億を目指すと明言している。 加熱感があり一時的に下げる可能性もあるかと思うが長い目で見たら上 — ふぇる@株 (@rockmyst0115) October 3, 2020
長期視点で伸びるとみている個人投資家が増えると、下がりにくそうです。
売り予想の声
2352 WOW WORLD(旧エイジア) 素晴らしい。しかしここは癖悪銘柄。 目標2500くらいでそれ超えたら一旦手仕舞いが良いかと。
— ATUO (@rimandassyutu) August 24, 2020
短期的に大きく上昇しているので、一旦売り目線の投資家が増えてもおかしくなさそう。
WOW WORLD(旧エイジア)(2352)の総合評価
安定した高利益体質で、成長性も期待できる
通信簿 | |
---|---|
業績 | ◎ |
配当金目当て | ◎ |
優待目当て | ◯ |
割安 | △ |
同業種との比較 | ◯ |
将来性 | ◯ |
業績について
- 安定的な高利益体質
WOW WORLD(旧エイジア)の業績は、5期連続増益を達成していて、安定的に利益を伸ばしています。今後の成長にも期待できるため、評価は◎としています。
- 個別の事業での伸びもすごい
主力のクラウドサービスでは、売上高も毎期10%ずつ増加しています。
クラウドサービスなどのサブスクライブ(継続課金)ビジネスは、安定した収益に加えて、利益率も高くなります。なので、業績面ではとても優等生の銘柄です。
配当金目当ての投資
- 高配当重視の方針が評価できる
WOW WORLD(旧エイジア)の配当方針では、配当性向30%を維持するとしています。
新興株は配当性向が低いとされていますが、WOW WORLD(旧エイジア)は大企業並の配当性向を方針として示しており、株主が長い期間株を持ち続けられるようにしてくれています。
- 安定した利益は安定的な配当の伸びを予想させる
純利益の30%を毎期配当していくので、利益の伸びに応じて、配当額も伸びていきます。
今後成長が期待できるWOW WORLD(旧エイジア)株では、配当目当ての投資も期待できますね。
- 配当利回りは高くない
とはいえ、株価が値上がりした現在では、配当利回りは1%前後と決して高くはありません。
ですが、今後高い成長が見込まれるWOW WORLD(旧エイジア)は、株価の上昇と配当の増加で、二重のリターンも期待できるのではないでしょうか。
優待目当ての投資
- 優待は比較的充実しているといえる
WOW WORLD(旧エイジア)の株主優待制度はポイント制です。
持ち株数と期間に応じてポイントがもらえます。そのポイントと交換する商品は自由に選べるため、比較的良心的な株主優待といえます。
- 長期保有の投資家にメリットあり
WOW WORLD(旧エイジア)の株主優待は長期間株を持っている株主にとって、メリットがある仕組みになっています。
株式保有の2年目以降はもらえるポイントが10%増しになるので、お得感が増します。 少額から積み立てていくような投資戦略に合っているのではないでしょうか。
割安かどうか
- 株価指標に割安感はない
成長期待などから株価の上昇が続き、PER・PBRどちらをみても、割安感はありません。
- 今後の成長期待で個人投資家の買いも入っている
株価の上昇で割安感がないのは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の流れと、今後の成長予測に注目した個人投資家からの買いが入っているためと推測します。
割安な状態に調整するまで買うのをひかえて、あとから買いを入れる戦略もおすすめです。
同業種との比較
- 技術力で優位性あり
WOW WORLD(旧エイジア)はメールの高速配信技術を中心に、企業のマーケティングツールで高い技術力をもっています。
さらにWOW WORLD(旧エイジア)では、広告配信などには手を広げず、マーケティング領域に集中した事業展開をしています。
そうした事業戦略で、他の企業との差別化ができているといえます。
- マーケティング関連のソフトウェアは時代遅れになりやすい
マーケティング関連のサービスは、国内外で多くの商品が販売されています。
今後も他の企業やベンチャーが参入しやすい分野なので、他の企業の追い上げがあっても成長できるような事業をつくっていけるかが課題です。
将来性はあるか
- メール配信やマーケティング分析の需要はすぐにはなくならない
WOW WORLD(旧エイジア)の主力商品である、配信サービスやマーケティングツールは、どんな時代でも必要とされるものです。
すぐに需要が落ち込むことは考えにくく、安定した収益源であり続けると予想します。
- 今後も規模を伸ばしていきそう
WOW WORLD(旧エイジア)のもつ高い技術力と豊富なキャッシュを武器に、今後さまざまな業種の企業のM&Aが視野に入ってきます。
優良な企業を買収できれば、一気に規模を拡大できます。そうすれば株主にとっては大きな配当やキャピタルゲインが期待できます。 今後の動きに注目しておきたいですね。
買いを検討してる人へアドバイス
- 短期投資ならトレンドを見極めたい
2020年7月くらいからは株価の上昇傾向があり、すでに割高感も出てきています。
短期視点では、トレンドに従って買いを入れてもよさそうですが、一旦調整することに気をつけたいです。
もし割高感が気になるなら、同じ業種の他の企業もみてみましょう。
- 長期的投資なら買収の動きには注目
長期投資目線では、M&Aの動きが気になります。 大型の買収戦略がうまく機能すれば、売上規模を一気に大きくできます。ですが、利益を出せないような企業と手を組むと、今後の成長を止めてしまう要因にもなってしまいます。
WOW WORLD(旧エイジア)株では、M&Aのニュースに注目しておき、投資を判断する材料にするとよいでしょう。
まとめ
- WOW WORLD(旧エイジア)(2352)の株価予想としては長期的にみて上昇を予想
- WOW WORLD(旧エイジア)株を長期投資なら今から仕込むのがいい
- 利益の増加にしたがって配当額は増加、株主還元の意識は強い
- 主力のメール配信システムを提供している同業会社は多い
- 直近のトレンド変化とM&Aの動きに注目しておきたい