FRONTEO(2158)の株価は今後どうなるかな?
将来的には上昇していくと予想するよ!AIの売上に注目!
- FRONTEO(2158)の株価予想
- FRONTEO(2158)株の買い時
- FRONTEO(2158)の株の分析
- 同業種の銘柄と比較
- まわりの予想
- 総合評価
- 買いを検討してる人へアドバイス
をまとめました。
FRONTEO(2158)の株価予想!今後どうなるか?
- 安定した株価が続きそう
FRONTEOはAIを活用して企業のデータ解析や法務支援を行っている企業です。
企業が直面する訴訟問題にそなえるためのサービスを提供している、リーガルテック事業が大きな割合を占めています。
リーガルテック自体が最近できた新しいジャンルですが、FRONTEOは初期から製品を提供しています。そのため、日本だけではなくアジアでも、リーガルテックのパイオニアとして存在感を出しています。
また、販売先も大手企業が多く、短期的に(2021年3月期から数年間)安定した売上を維持していくはずです。
なので、株価の推移も安定したものとなりそうですね。
- 中長期的に上昇していく
リーガルテックは高度なノウハウが必要になる分野です。
しかも、できたばかりの分野なのに、FRONTEOは創業来15年以上事業をしていて、リーガルテックでは老舗といえそうです。専門的なノウハウは、かなり蓄積しているのではないでしょうか。
また、企業の不祥事が相次いでいて、社会全体的にもリーガルテックの需要は伸びていきそうです。
なので、顧客の増加から、収益が伸びていき、中長期的には株価も上昇していくと予想します。
- 企業買収で一気に上昇も
FRONTEOはこれまで、アメリカなどの企業を買収することで規模を大きくしてきました。
今後も企業買収を通じて、一気に収益力を増加させていくことが考えられます。
時期によっては一気に株価も上昇する可能性があると思います。
FRONTEO(2158)株の買い時
- AI次第ではいまから買いもアリ
2020年11月後半の段階では700円前後で動いていますが、利益額が小さくPERは4桁を超えていて、割高感もあります。
ですが、AI事業が伸びているので、このままAIの売上が増えていくのを予想するなら株価が伸び悩んでいる時期に仕込んでおきたいですね。
- リーガルテックの材料は弱めか
リーガルテック分野の売上は113億円(2018/03)、98億円(2019/03)、91億円(2020/03)と減少傾向です。
このままでは大きな成長は望めないため、リーガルテック分野を材料にみるなら、少し様子見したいところです。ですが、企業買収を通じて成長を加速することもあるので、ニュースには注目しておきたいです。
- 短期トレードにもいい銘柄
FRONTEO株はボラティリティが高めで、取引高も大きく、デイトレードなどに向いている銘柄です。
AIという人気ジャンルなので、投資家の資金も集まっているのでしょう。
短期トレードにはおすすめの銘柄です。
FRONTEO(2158)の株の分析【2020年11月20日現在】
配当金はいくら?配当利回り
2021年3月期は配当なさそう
株価指標 | 目安 |
---|---|
配当金 | なし |
配当利回り | 0% |
配当性向 | 0% |
- 当期(2021年3月期)は配当なし
2021年3月期は無配当が予想されています。2020年までは純利損益がマイナスだったので、配当がないのも当然ですね。
ですが、2021年3月期の上期(第2四半期)の決算時には、通期で黒字化が予想されています。今後の利益が安定してくれば、配当が復活する可能性は十分にあると予想します。
株主優待の内容
- FRONTEOは株主優待はなし
当面は配当も行われなさそうなので、株主優待もなさそうです。
ですが、黒字化して利益の幅が大きくなれば、配当に加えて株主優待が行われるかもしれません。
今後もし株主優待が取り入れられるなら、FRONTEOは企業向けのサービスが多いため、事業に関連するものにはならなそうですね。例えば、商品券などの一般的なものになりそうです。
株価指標
利益と比べると割高感あり
株価指数 | 目安 |
---|---|
PER | 2,610.3倍 |
PBR | 8.7倍 |
ROE | – |
自己資本比率 | 27.9% |
- 利益が出ておらずPERは高め
2020年までの数年間は純利益が出ておらず、予想利益も小さめになっています。
そのため、PERも2,000倍以上と高めになっていて、割高に見えてしまっていますね。
- 負債の比率が大きいところも注目
自己資本比率は28%となっていて、有利子負債は総資産の半分近くの割合を占めています。
なので、負債の比率が少し大きめです。負債が大きい企業は、業績が落ち込むと返済が滞る危険がでてきます。通常は問題ありませんが、少し気にしておきたいポイントですね。
同業種の銘柄と比較
- AIを使った技術が強み!
リーガルテックのなかでも、デジタル・フォレンジックのサービスを提供する企業は、上場企業だとFRONTEOくらいしか見当りません。フォレンジックは証拠となるデータを回収、解析するサービスのことです。
国内でフォレンジックも提供している会社もありますが、どれも非上場企業で規模は小さめです。
また、テキストベースのAIを活用して、問題の早期発見や効率化を取り入れているのはFRONTEOの強みで、他の企業にはないものですね。
- 国内ではeディスカバリのトッププレイヤー
eディスカバリは、米国の訴訟に巻き込まれた時に証拠を提出する制度のことで、FRONTEOでも対応するサービスを提供しています。
2020年11月の記事時点はFRONTEO以外の上場企業で提供している例はなさそうです。
他にeディスカバリを行っている会社は、PwCをはじめとする、グローバルのコンサルファームなどがあります。
- リーガル分野でAIを使っている企業は他にも
AIを法律の専門分野に適用している企業に注目すると、いくつかの企業がサービスを提供しはじめています。
上場企業では、PKSHA Technology(3993) の関連ベンチャーのMNTSQは、契約書の内容を機械学習で解析して、自動で問題のある文章を検出できるものを開発しています。
このような、AIを使って法律分野のサポートをする製品は、FRONTEOの製品と競合しそうですね。
FRONTEO(2158)株のまわりの予想
買い予想の声
- 下げてもホールドする買い手も
FRONTEOはむしろ買い増してます、
社長のことが好きです。
やっることもめちゃめちゃかっこいいです。— ホロロン株 (@horo_trading) November 18, 2020
決算後に大きく下げることもよくありますが、下げても買い増すような強気の投資家もいますね。
- 社会の動きから見定める動き
直近でもカプコン・三菱電機と不正アクセスの被害は続いている。どのような対処が正解かはわからないが、受け身だけでは顧客情報や社外秘情報は守れない。
オンラインが主流になればセキュリティ・デジタルフォレンジックにも思惑が向かうかもしれない。 pic.twitter.com/1dOjBV0x00
— シアーズ@個人投資家 (@SeersTrading) November 20, 2020
社会の動きから、セキュリティや法務の必要性が伸びFRONTEOの価値も上がっていくとの分析です。冷静に買い予想の投資家も多そうです。
売り予想の声
- 売り予想は意外と少ない
ようわからん・・・。とりあえずFRONTEO売り。やっぱモテない。800円買い、805円売り。
— ぽん (@trader_ponsuke) June 22, 2020
FRONTEOの売り予想は、個人投資家の中でも少ないようです。
ボラティリティが高いので短期の投資も多そうですが、株価の下落予想は意外と少ないようでした。
FRONTEO(2158)の総合評価
短期的には業績期待は低いけど、将来性に注目!
通信簿 | |
---|---|
業績 | △ |
配当金目当て | × |
優待目当て | × |
割安 | △ |
同業種との比較 | ◎ |
将来性 | ◎ |
業績について
- 赤字決算が定着
FRONTEOの業績は2020年3月期までの3年間、最終損益が赤字でした。
売上高も減少傾向なので、成長段階としては停滞期に入っているといえます。
- 通期の黒字転換に期待
ですが2021年3月期の第2四半期までに受注が伸び、通期では黒字化が予想されています。
このままeディスカバリなどの収益事業の売上が伸びていけば、2022年3月期以降も利益が安定化していきそうです。
なので、今後の業績は良くなっていくと予想されます。
配当金目当ての投資
- 配当金はしばらく期待できない
配当は最終利益である純利益から支払われるものです。なので、純利益が黒字になっていないと、配当は期待できないですね。
2020年3月期の時点では赤字決算なので、しばらく配当はなさそうです。
ですが、2021年3月期の最終利益が黒字化すれば、今後の配当にも期待が持てそうです。
優待目当ての投資
- 優待目当ての投資ではおすすめできない
赤字決算では、配当と同じように株主優待も期待できないです。
FRONTEOは業績が安定するまでの間、株主優待目当ての投資には向かないでしょう。
割安かどうか
- 割安感はなさそう
PERが2,600倍を超えており、株価指標をみると割高感があります。
ですが、黒字決算が安定化してくれば、株価に利益が追いついてくる可能性は十分にあります。
同業種との比較
- リーガルテック分野ではトップランナー
他の上場企業では、リーガルテック分野を事業としている企業はほとんどなさそうです。
そのためFRONTEOはリーガルテック分野では先行するトップランナーといえます。
- 今後競合が出現してくる可能性はある
2020年現在では競合が少ないですが、今後この業界にも参入してくる大手企業はあるかもしれません。
投資するときには、業界の動向をよく観察しておく必要がありますね。
将来性はあるか
- リーガルテックのニーズは伸びる
企業の不祥事やトラブルが多く報道されていて、法律のトラブルに対処したいニーズは今後も増えそうです。
なので、リーガルテックのニーズは伸びることはあっても減ることはないでしょう。
- 海外の売上も伸びそう
さらにリーガルテックは国内だけでなく海外の需要も伸びそうです。
グローバル化で国際間の訴訟問題がひんぱんに起こっているためです。
FRONTEOも、国内で得たノウハウをもとに、海外に投資していけば利益を増やしていけそうですね。
買いを検討してる人へアドバイス
- M&Aによる成長戦略に注目したい
FRONTEOは、リーガルテック分野の会社を買収して子会社化することによって、売上規模を大きくしています。
そして、今後も買収・合併(M&A)によって利益を成長させる戦略をとっていくでしょう。こうした成長段階を、決算説明資料ではNext Levelと表現しています。
FRONTEO株の購入を考えている人は、企業買収の動きには注目しておきましょう。
まとめ
- FRONTEO(2158)の株価予想としては安定して成長へ
- FRONTEO株の買い時はAI事業の風向き次第
- 株は利益と比べると割高感あり
- 同業種の中ではリーガルテックで先行している
- 個人投資家のなかでは強気の意見が多い
- 将来の業績改善に期待
- 買いを検討するときは企業買収の動きに注目しよう