- ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)の株価予想
- ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)株の買い時
- ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)の株の分析
- 同業種の銘柄と比較
- まわりの予想
- 総合評価
- 買いを検討してる人へアドバイス
をまとめました。
ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)の株価予想!今後どうなるか?
- 業績向上期待で上昇へ
ミンカブ・ジ・インフォノイドは金融情報のメディアをいくつか運営している企業で、個人投資家向けの「みんなの株式」が有名ですね。
さらにミンカブでは、金融機関向けのサービスにも力を入れており、売上は2020年3月期には前年比30%以上伸びています。
今後B2B(対企業)向けの売上が伸びて安定した収益源になり、業績が向上していくと予想されます。
そのため長期的にみると、収益が拡大するにつれ、株価も上昇へ向かっていく期待ができるでしょう。
- 短期的にはお買い得感はない
2021年3月期の前半は、株価は2,000円周辺を動いていましたね。
コロナ禍で個人投資家が増え、さらに2020年10月末のQUICK社との提携をきっかけに、直近11月末では3,000円を挟んで推移しています。
株価指標でも割安感はありません。それだけ注目を集めているということでしょう。
なので、短期的にお買い得感はない銘柄です。
ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)株の買い時
- 下落局面で拾っていく
これからミンカブ・ジ・インフォノイドを買うなら、長期目線を持って投資するとよいでしょう。
今後も業績が拡大していくことが予想されますが、その期待感はすでに株価に織り込まれてしまいました。
そのため、マザーズ全体が落ち込んでいるときなど、下落局面で丁寧に拾っていきたいところです。
長期的な会社の成長に合わせ、株価の成長を待ちたいですね。
- ソリューション事業の収益予想で買い時を判断
ミンカブ・ジ・インフォノイドはメディア事業とソリューション事業を運営していますが、特にソリューション事業は今後成長が期待できる分野です。
ソリューション事業では、ミンカブの持つ自動化技術を活用して、レポートなどのコンテンツを作成するシステムなどを提供しています。主な顧客には金融機関がおり、今後安定した収益が期待できる分野です。
なので、ソリューション事業の将来収益の予想は特に注目しておきたい部分です。
逆にソリューション事業の収益が落ち込みそうな決算予想がでたら、一度立ち止まって買い時を判断した方が良さそうですね。
ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)の株の分析【2020年12月2日現在】
配当金はいくら?配当利回り
成長途上なので配当利回りは小さめ
株価指標 | 目安 |
---|---|
配当金 | 16円 |
配当利回り | 0.5% |
配当性向 | 49.1% |
- 積極的な株主還元・高い配当性向が特徴!
ミンカブ・ジ・インフォノイドは積極的な株主還元が特徴です。
株価が上昇していて配当利回りは高くありませんが、成長企業なのに配当性向が約50%なので、株主還元の積極性がうかがえますね。
- 配当重視の投資には向かない
とはいえミンカブ・ジ・インフォノイドは成長株(グロース株といいます)の一角です。
株主への配当よりは、内部の成長に積極的に資金を入れたい時期でしょう。有価証券報告書でも、成長への投資を優先すると書かれています。
利益が成長するにつれて配当額も高くなっていくと予想されますが、短期的には利回りも小さく、配当を重視した投資には向かない銘柄です。
株主優待の内容
株主優待が充実!
保有株数 | 株式優待の内容 |
---|---|
500株~599株 | 4,000ポイント |
600株~699株 | 8,000ポイント |
800株~899株 | 16,000ポイント |
1,000株~1,999株 | 24,000ポイント |
4,000株以上 | 40,000ポイント |
- 持ち株数が多いほどお得になる
積極的な株主還元方針が感じられるミンカブ・ジ・インフォノイドですが、株主優待制度も充実したものになっています。
株主は500株以上を1年以上保有していると、ポイントがもらえます。
500株では4,000ポイントですが、600株からは8,000ポイントになるなど、持ち株数が多いほどお得感が増す制度になっているようですね。
- 長く持つほどお得になる
さらに、株の保有が2年目以降はもらえるポイントが10%増しになります。
長く株を持っていると、株主優待でもお得になるようです。
- 様々な商品・サービスと交換できる
株主優待でもらったポイントは、ミンカブ・ジ・インフォノイドが提供する「株探」のプレミアムサービスはもちろん、食品や電化製品、旅行ギフトなどと交換できます。
かなり幅広い選択肢があるのは嬉しいですね。
株価指標
買いを控えるほどではない
株価指数 | 目安 |
---|---|
PER | 84.7倍 |
PBR | 12.2倍 |
ROE | 12.9% |
自己資本比率 | 57.9% |
- 株価指標は若干の割高感
2020年の後半はPERが60~80倍の周辺を動いていて、PBRは10倍程度を維持しています。
マザーズの他に人気株と比べればたいしたことはありませんが、若干の割高感もあります。
- 将来の増収も織り込んでいる
ですが、収益も利益も2桁以上で増加していて、さらに将来の増収も予想されているため、株価もそれを織り込んで上昇しています。
将来予想される利益に対して上昇しすぎているとまではいえません。買いを控えるほど株価が高すぎる水準ではないと判断できるでしょう。
- 財務的な健全性は一定を保っている
2020年3月期までの決算をみると、借入金が増えて負債が大きくなってきていますが、資本を増強して自己資本比率は同じくらい水準を保っています。
- 2018年3月期:46.3%
- 2019年3月期:68.4%
- 2020年3月期:57%
自己資本比率が大きく減少しているわけではないので、財務的な健全性は問題にはならなそうです。
同業種の銘柄と比較
- 個人投資家メディアの中では最大規模
ミンカブ・ジ・インフォノイドは個人投資家向けのメディア「みんなの株式」「株探」などを運営しています。
同じ業種といえるのは、ZUU(4387) で、個人向けの金融領域特化型メディアを運営しています。ZUUもミンカブのように新興企業の一社ですが、2020年3月期は最終損益がマイナスとなり、業績はまだ不安定ですね。
他にも、モーニングスター(4765) も情報メディアを運営していますが、投資信託などのファンド情報がメインです。ですが、「株式新聞」など個人向けメディア運営にも力を入れているようですね。モーニングスターの時価総額はミンカブと同じくらいで、約400億円(2020年12月記事作成時点)となっています。
いずれと比較しても、知名度の点では「みんなの株式」の方が勝ります。ミンカブ・ジ・インフォノイド全体では月間平均訪問ユーザーが2,400万人を超えており、国内最大規模の投資情報サイトになっています。
- 金融機関向けでは競争が激しい
ミンカブ・ジ・インフォノイドは金融機関向けのサービスにも力を入れ始めています。
この金融機関向けの分野では、ブルームバーグ、トムソン・ロイターなど、海外のサービスが強く、多くの顧客をかかえています。ミンカブは後発組に当たるでしょう。
国内では、アイフィスジャパン(7883) が機関投資家向けに金融情報サービスを展開していますね。
このように、この分野は競争が激しいので、今後の成長戦略が重要になりそうです。
ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)株のまわりの予想
買い予想の声
- 株式市場の好況を予想
個人的に2021年は株バブルの年だと想定
ゆえに鉄板株であろう銘柄2選
4436 ミンカブ
株探の運営8473 SBI HD
ネット証券大手
菅総理銘柄:地銀再編— バフェじぃ (@noda_tetuya) November 21, 2020
コロナ禍とそのあとの世界では、株式市場が今よりも活発化するという意見もあるようです。
株式市場が上昇していけば、投資家も増え、投資情報を手掛けるミンカブ・ジ・インフォノイドの収益も増えていくとの予想です。家計でどのくらい投資が活発になるのか、今後どうなるか注目したいですね。
- 新サービスに期待感あり
4436 ミンカブ
マザーズ株。3410円から2400円台に調整して一度3200円台に戻し、ここで再度2500円台に避けましたが、3000円突破となり、次なる浮上では高値奪回ありそう。来年からブロ野球のAI戦評サービススタート。株価は年末年始高期待。反発となりそう。— 株情報・株トレード日誌 (@seigo77) December 1, 2020
ミンカブ・ジ・インフォノイドが持っているAI技術で、他業種への進出も計画されています。
特にスポーツ情報については、注目度も高く、成功すれば株価の上昇要因にもなりそうですね。
売り予想の声
- 売りの予想は意外と少ない
保有銘柄
ファーマフーズ(3倍達成)
アリババヘルス(中国株)
シャオミ(中国株)
キーパー技研
オリックス
レカム
フォーシーズHD
ダブルスコープミンカブを昨日に±ゼロで売却、流行りのバリュー株としてオリックスを購入、ダブルスコープ は決算プレイで数枚追加!
上から保有額が多い順!
— がっしー (@badomintonhuhu) November 11, 2020
SNSをみていると、ミンカブ・ジ・インフォノイドの売り意見は少ないように思われました。
どちらかといえば、買い時を逃してしまったという投資家の意見が多いですね。
2020年後半は株価が上昇傾向にあるのも、個人投資家の強い期待感が現れているのではないでしょうか。
ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)の総合評価
増収増益の業績と手厚い株主還元がポイント
通信簿 | |
---|---|
業績 | ◎ |
配当金目当て | △ |
優待目当て | ◎ |
割安 | △ |
同業種との比較 | ◯ |
将来性 | ◯ |
業績について
- ソリューション事業で増収予想
個人向けのメディア事業は成長がいったん頭打ちですが、企業向けのソリューション事業では増収が予想されています。
2018年3月期の構造改革以降、順調に収益を伸ばしていて、成長企業の業績面としてはかなり良い傾向です。
配当金目当ての投資
- 配当目当ての投資に向かない
配当性向は高いですが、利回りに魅力がなく、短期的な配当目当ての投資には向かないでしょう。
優待目当ての投資
- 内容充実の株主優待が魅力
ミンカブ・ジ・インフォノイドは個人株主への手厚い還元が特徴です。
保有する株数が多くなるほど、還元率が高くなるお得な株主優待制度になっていて、個人投資家には嬉しい銘柄です。
割安かどうか
- 割安感はない
個人投資家に人気のある銘柄のひとつになっていて、コロナ禍で株価も上昇しており、割安感はありません。
ですが、成長企業なのを考えると、リスクが高すぎるというほどではないでしょう。
同業種との比較
- 個人向けのメディアではトップレベル
個人投資家向けの投資情報のメディアとしては、国内でトップレベルの知名度です。
そのため、同業種と比較しても、有利な立場にあるといえますね。
将来性はあるか
- 他の業種への展開に期待できる
ミンカブ・ジ・インフォノイドは、AIでコンテンツを自動的に作成する独自の技術をもっています。
この技術を活用すれば、様々な業種に展開でき、将来の成長にも期待感が強いです。
買いを検討してる人へアドバイス
- 事業の展開を見守りたい
個人投資家はそう簡単に増えないことを考えると、「みんなの株式」「株探」などの個人向け事業は頭打ち状態です。そこで、新しい収益源を探す必要が出てくるのです。
ミンカブ・ジ・インフォノイドでは、持っている独自の技術を活用して、スポーツなどの他のジャンルへの進出も計画されています。
ミンカブの株の買いを検討している人は、事業展開が今後どうなるかには注目しておきたいですね。
- メディアを知ることは情報収集にも役立つ
「みんなの株式」を始めとして、投資情報メディアによって特色が違います。
個人投資家による投稿でSNSのような使い方ができたり、独自のニュースを公開していたりと、それぞれのサイトで取得できるデータには違いがあります。
なので、ミンカブ・ジ・インフォノイドのサイトはもちろんですが、他のポータルサイトも見比べてみると、ミンカブのサイトがなぜ強いのかを理解する材料になるでしょう。
まとめ
- ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)の株価予想は業績改善で上昇へ向かう
- ミンカブ・ジ・インフォノイドの買い時は長期の成長予想で判断しよう
- 銘柄の特徴は、株主還元が充実していること
- 同業他社よりもユーザー数が多いが、業界の競争も激しい
- 個人投資家はミンカブに強気
- 総合的には業績が良い部分が評価できる
- 今後は、新しい分野への事業展開に注目!