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santec(6777)ってどんな銘柄なの?

光モニタなどの光製品の販売を行っている電子機器メーカーだ!次世代通信規格「5G」との関連性も深いぞ!

株レンジャー
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  • santec(6777)の株価予想
  • santec(6777)株の買い時
  • santec(6777)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

 

santec(6777)の株価予想!今後どうなるか?

2020年いっぱいは膠着状態が続く可能性がある

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santec(6777)は光通信用部品の提供や、光学式測定器の製造などを生業としているメーカーです。2020年は、新型コロナウイルスに伴うテレワーク需要の高まりにより、通信量の増加が顕著となりました。

さらに次世代通信規格「5G」のニーズの高まりが期待され、santec(6777)にとっては追い風の状況が続き、株価を伸ばしてきました。 2020年10月30日に発表された2021年3月期第2四半期決算においても、売上高・利益共に前年同期比より伸長しましたが、PTSでは+3.82パーセントの2,200円の上昇にとどまっています。

上方修正期待があったためか、驚くほどの伸びは見られませんでした。年内いっぱいは2,000円~2,400円のレンジで膠着が続くのではないかと思われます。

 

  • 検査・医療機器の売上が業績伸長の要因

2021年3月期第2四半期は、光学特性検査装置(Swept Test System)と眼科医療機器(光学式眼内寸法測定装置「ARGOS®」)の売上が堅調のため、 売上高は約41億円(前年同期39.6パーセント増)となりました。

5G銘柄として注目をあびていますが、業績伸長の要因は、検査・医療機器の売上増であることは把握しておいた方が良いでしょう。

 

  • 5G向けの設備投資も強化

5G向けの製品としては、光モニタや光アッテネータの設備投資を行っています。特に光アッテネータに関しては、日本市場のみならず、北米市場においても、需要が増加しています。

 

「光アッテネータとは?」

光固定減衰器とも呼ばれ、光のパワーレベル最適化する機器

 

santec(6777)株の買い時

  • 2,000円割れは購入のチャンス

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業績堅調で、5G向けの設備投資でも注目を集めていますが、株価はJASDAQの指数に連動しており、いまいちパッとしません。 2,100円台から2,200円台をいったりきたりしている状態です。

JASDAQ指数に連動し続けると仮定した場合、一時的に2,000円を割ることも想定しておいた方が良いでしょう。 逆を言えば、2,000円前後であれば下方リスクも少ないため、購入を検討しても良いでしょう。

 

santec(6777)の株の分析【2020年10月31日現在】

  • 同業他社に比べ、割安な数値

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株価指標

株価 目安
時価総額 253億4600万円
PER 27.69
PBR 2.60

・時価総額は253億4600万円と、まだまだ上昇余地があります。

・PER、PBRは一見割高な印象を受けますが、同業他社と比較すると割安な部類に入ります。

 

参考:アルチザネットワークス(6778) 

  • PER35.87倍
  • PBR3.32倍

(2020年10月31日時点)

 

同業種の銘柄と比較

  • アルチザネットワークス(6778)がライバル

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同じ通信機器製品を手掛け、5G戦略に注力しているアルチザネットワークス(6778)が同業他社に挙げられます。santec(6777)と比較し、全面的に5Gに対応する製品開発に注力している点が特徴です。

製品の一つであるDuoSIM-5Gは、5G基地局に強力なネットワーク負荷をかけられるテスト装置として需要が増加しています。業績も急拡大しており、2020年7月期の決算では、営業利益が5倍近く伸長しています。

アルチザネットワークス(6778)の方がsantec(6777)より株価指数が割高で投資家に買われやすいのは、こうした5G戦略を前面に押し出していることも影響しているでしょう。

 

santec(6777)株のまわりの予想

  • 上方修正期待は続いている

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買い予想の声

 

2021年3月期第2四半期決算は2020年10月30日に発表済みですが、次回以降の決算で上方修正を期待する声も見られます。

 

  • 上方修正が無かったことが悪材料?

売り予想の声

 

上方修正が無かったことを消極的に捉える声もあります。

 

全体的に売り予想の声は、上方修正が無かったことによるものが多い結果でした。

 

santec(6777)の総合評価

上方修正への期待が強い

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  通信簿
業績
割安
同業種との比較
将来性

業績について

  • 2021年3月期第2四半期では売上高前期比39.6パーセント増、営業利益は110.9パーセント増

【2021年3月期第2四半期決算】

・売上高約41億円 前期比39.6パーセント増

・営業利益約9億円 前期比110.9

 

と堅調に成長しています。 要因としては、光学特性検査装置と眼科医療機器の需要増です。

コロナ禍であることを加味すると、順調と言えるでしょう。しかし、5G関連製品が売上に顕著に現れていないため、投資家の期待にはやや届いていない印象があります。

 

割安かどうか

  • 同業他社に比べると割安

同業他社と比べると、PERなどの数値は決して割高ではありません。テーマ株(5G関連銘柄)であるため、指数を判断する人よりも、業績期待で購入する人が多いと思われます。

 

同業種との比較

  • 光製品で拡大を目指したい

santec(6777)は光測定器で業績を拡大し続けてきた企業です。5G向けの設備に関しても、光製品の投資を重ねてきています。 同業他社に比べ、手掛ける製品カテゴリーが多種ではありません。

光製品で右に出るものはないという優位性を確立していくことが期待されます。

 

将来性はあるか

  • 5Gの売上影響がどのように反映されるかがカギ

5Gへの設備投資が、2021年以降にどのように反映されるかは不透明な状況です。5G需要の増加は確実であるため、業績の拡大余地は大きいと思います。

株価への反映は、上方修正の有り無しによって異なることが見込まれます。今後の数値予想には要注目です。

 

買いを検討してる人へアドバイス

四半期決算ごとの保有がオススメ

グラフイメージ

先にも述べた通り、santec(6777)の5G関連売上の見通しはつきずらいです。 とはいえ、光製品の売上は好調なので、決算期待で株価が上昇する可能性はあります。

決算直後に仕込んでおいて、次回の決算までに撤退する繰り返しで、利幅を取る戦略がオススメです。

 

まとめ

  • santec(6777)は、光通信用部品の提供や、光学式測定器の製造などを行っている通信機器メーカー
  • 5G関連では光モニターなどの設備投資を進めており、需要が増加している
  • 投資家からは上方修正発表があるかどうかが期待される