セガサミーHD（6460）の株価は今後どうなるの？
2022年3月期第2四半期の決算が好調で、1,250円台まで下げずに底を切り上げたら買い時だよ！
- セガサミーHD（6460）の株価予想
- セガサミーHD（6460）株の買い時
- セガサミーHD（6460）の株の分析
- 同業種の銘柄と比較
- まわりの予想
- 総合評価
- 買いを検討してる人へアドバイス
をまとめました。
セガサミーHD（6460）の株価予想！今後どうなるか？
- 株価は低迷しているが、底を割らなければ上昇トレンドになる
セガサミーHD（6460）は、1,010円（2016年1月21日）の最安値をつけてから、2021年8月13日現在まで、2,000～1,250円の間を行ったり来たりしています。
月足チャートを見ると、株価1,428円（2021年8月13日時点）前後で下落が落ち着き、横ばい始めています。
前回（2020年3月17日 1,136円）の底を割らずに上昇に転じれば、長期的な上昇トレンドに入る可能性があります。
2021年3月期はコロナの影響を受け、かなり業績が落ち込んだ
セガサミーHD（6460）の2021年3月期の業績は、以下のとおり、かなり落ち込んでいます。
原因は、メインの事業だった遊技機事業（パチンコ台の販売など）が赤字転落したことです。
パチンコやパチスロの台を販売していましたが、コロナの影響で売上は下がっています。
一方、エンタテイメントコンテンツ事業（家庭用ゲームソフトやおもちゃ販売）は、巣ごもり需要で好調だったので、セガサミーHD（6460）の当期純利益は赤字にならずにすみました。
リゾート事業も不調なので、セガサミーHD（6460）は３つある事業のうち２つが、コロナ禍で不利な事業をしていることになります。
| 収益情報 | 2020年3月期 | 2021年3月期 |
|---|---|---|
| 営業利益 | 27,643百万円 | 6,553百万円（前期比21,090百万円減） |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 13,775百万円 | 1,274百万円（前期比12,501百万円減） |
- 2021年3月期は大規模な構造改革を行っている。
セガサミーHD（6460）は2021年3月期で大規模な構造改革を行いました。
内容は、以下のとおりです。
- 事業構造の見直し-228億円（ゲームセンター施設などの事業撤退）
- 固定費削減-92億円（希望退職者の募集などリストラ）
- 資産売却+264億円（株、不動産の売却）
ゲームセンター事業などは、コロナの影響で大打撃を受けているので、採算が取れない事業だと判断しています。
コロナ禍に立ち向かうために、必要な改革だったと思われます。
＞＞＞セガサミーHD（6460）：2021年3月期決算プレゼンテーション
＞＞＞ファミ通.com：セガがゲームセンター運営の子会社“セガエンタテインメント”を、ジェンダに売却。ゲームセンター事業から撤退へ
＞＞＞ITmediaビジネスONLINE：セガサミーHD、希望退職者の募集結果を発表 想定を上回る人数が応募
セガサミーHD（6460）株の買い時
2022年3月期第2四半期の決算が好調で、1,250円台まで下げずに底を切り上げたら買い時
セガサミーHD（6460）は、2022年3月期第2四半期の決算が順調で、1,250円台の底を割らずに上昇し始めていたら買い時です。
理由は、2021年3月期の構造改革で期待が高まっているなか、2四半期連続で業績が上がれば、プラス材料として判断しやすいからです。
既に第1四半期の好調をうけ、株価が下げ止まりそうですが、上昇に転じた直後が買い時です。
ただ、注意が必要なのは、2,000円台が節目になっていて、利確し始める人がでることです。
上昇の勢いが弱まったら、業績を改めて見直して、プラス材料があれば長期保有しましょう。
2022年3月期第1四半期の決算は好転した
セガサミーHD（6460）は2021年3月期にコロナの影響を受けて、ゲームセンターなどの一部事業を、構造改革（事業縮小、リストラ）しています。
おかげで、構造改革後の第1四半期は業績は良く、全ての事業で増収増益しています。
また、株価も下げ止まりつつあります。
以下、売上高と営業利益の前期比状況です。
| 売上高 | 2021年3月期第1四半期 | 2022年3月期第1四半期 |
|---|---|---|
| エンタテイメントコンテンツ | 451億円 | 474億円（前期比+23億円） |
| 遊技機 | 27億円 | 103億円（前期比+76億円） |
| リゾート | 4億円 | 15億円（前期比+11億円） |
| 営業利益 | 2021年3月期第1四半期 | 2022年3月期第1四半期 |
|---|---|---|
| エンタテイメントコンテンツ | 81億円 | 84億円（前期比+3億円） |
| 遊技機 | -84億円 | -16億円（前期比+68億円） |
| リゾート | -17億円 | -11億円（前期比+6億円） |
＞＞＞セガサミーHD（6460）：2022年3月期第1四半期決算プレゼンテーション
セガサミーHD（6460）の株の分析【2021年8月13日現在】
配当金はいくら？配当利回り
配当利回りは高い。株価が上昇し始めたら買おう
| 株価指標 | 目安 |
|---|---|
| 配当金 | 40円（2022年3月期予想） |
| 配当利回り | 2.8%（2021年8月13日時点） |
| 配当性向 | 553.2% |
- 配当性向ではなく、DOE（株主資本配当率）を考えよう。
セガサミーHD（6460）は配当金の基準に配当性向は使わず、DOE（株主資本配当率）3％を意識して配当しています。
理由は、当期純利益は変動が大きいので、配当性向を基準にすると配当金が安定せずに、株主が去ってしまうことを避けたいからです。
DOEとは、純資産（内部留保含む）のうち、年間でどの程度配当に回したかを見る指標です。
DOEで考えれば、当期の利益が少なかったとしても安定した配当を行えることになります。
以下、DOEの計算方法と、DOE、配当利回り、配当性向の年間推移です。
- DOE（％）＝年間配当総額÷純資産×100
| 決算期 | DOE（％） | 配当利回り（％） | 配当性向（％） |
|---|---|---|---|
| 2019.3 | 3.1% | 3.1% | 355.4% |
| 2020.3 | 3.1% | 3.0% | 68.3% |
| 2021.3 | 2.4% | 1.7% | 553.6% |
＞＞＞セガサミーHD（6460）：2022年3月期第1四半期決算プレゼンテーション
株主優待の内容
株主優待はなし
セガサミーHD（6460）は、残念ながら株主優待はありません。
株価指標
- PER、PBR共に若干割安。安定経営だが収益率は不安定
| 株価指数 | 目安 |
|---|---|
| PER | 24.0倍（業界平均26.4倍） |
| PBR | 1.2倍（業界平均2.6倍） |
| ROE | 0.4％ |
| 自己資本比率 | 69.9％ |
PER、PBR共に若干割安。自己資本比率は高い
セガサミーHD（6460）はPER、PBRは若干割安なので、業績が安定して好調となれば買い時かもしれません。
また、自己資本比率も高いので、業績が悪化しても回復の見込みがあり、投資家から割安で買いやすいと判断されます。
利益が安定していないので、ROEも目安にしにくい
セガサミーHD（6460）は、利益が利益が不安定なので、ROEも大きくぶれることになります。
以下、ROEの推移です。
| 決算期 | ROE |
|---|---|
| 2019.3 | 0.90% |
| 2020.3 | 4.6% |
| 2021.3 | 0.40% |
安定して収益を上げられる企業ではないということになります。
業績や業界の動向など、株価に影響する動きがないか、こまめにチェックしておきましょう。
同業種の銘柄と比較
セガサミーHD（6460）は株価が安く買いやすい。ゲーム業界に投資してみたい人にはおすすめ。
セガサミーHD（6460）は、ゲーム業界の中でも株価が安くて買いやすい銘柄です。
2021年8月13日時点の株価1,428円で買えば、配当利回りも2.8％と、同業種の中でも高くなります。
ゲーム業界の株が欲しいけど、いきなり多くの資金を投じたくないと考えている人にはおすすめの銘柄です。
以下、同業種の銘柄比較になります。
| 株価指標 | セガサミー（6460） | スクウェア・エニックス（9684） | コナミHD（9766） |
|---|---|---|---|
| 株価（2021/8/13時点） | 1,428円 | 6,210円 | 6,480円 |
| PER | 24.0倍 | 30.9倍 | ― |
| PBR | 1.2倍 | 3.0倍 | 2.8倍 |
| ROE | 0.40% | 10.90% | 10.60% |
| 自己資本比率 | 69.90% | 75.60% | 63.00% |
| 総資産 | 410,182百万円 | 336,144百万円 | 484,930百万円 |
| 配当利回り | 2.80% | 1.00% | 1.10% |
| 配当性向 | 553.20% | 34.60% | 30.10% |
＞＞＞セガサミーHD（6460）：2022年3月期第1四半期決算プレゼンテーション
＞＞＞スクウェア・エニックス（9684）：2022年3月期第1四半期決算説明会
＞＞＞コナミHD（9766）：2022年3月期第1四半期決算発表資料
- 同業種の中でもリゾート事業を行っているのはセガサミーHD（6460）だけ
セガサミーHD（6460）は、リゾート事業（複合型リゾート施設（IR）の開発運営）を行っています。
リゾート事業を行っているのは、同業種の中ではセガサミーHD（6460）だけになります。
コロナ禍で需要が低いですが、国内IR施設などで需要が高まれば、かなり大きい収益となります。
＞＞＞セガサミーHD（6460）：横浜市における統合型リゾート事業への参画に関するお知らせ
セガサミーHD（6460）株のまわりの予想
買い予想の声
売らなきゃ良かったと後悔した人の声
セガサミーも楽天もすぐ売らなきゃよかったー。オリックスも買い時逃したし株向いてないのね…
— さく #84 (@5403BAY0984) August 6, 2021
売ってしまって暴騰に乗れず、後悔している人もいます。
<p乗れなかったと感じている人は、プラス材料が出たときにまた買う可能性が高いです。
業績を見て監視銘柄とした人の声
8月6日決算で今後監視しておきたい銘柄
— 日本成長株発見 (@SeityouKabu) August 8, 2021
セガサミー（6460）
・・傘下にパチスロ大手サミー、ゲームソフトで大手のセガ。
バルミューダ（6612）
・・扇風機や調理家電が主力。機能性やデザイン性に高い評価。
ファブレス。
NISSHA（7915）
・・一般印刷から産業、電子関係の特別印刷へ展開。 pic.twitter.com/rmpbEKstVt
2022年3月期の第1四半期決算を見て成長株だと感じた人もいます。
売り予想の声
下落しそうだと考えている人の声
SEGAくんそろそろ沈みそうだし早めに株売り切って損切りしよ
— いむらさん＠ブルプロ待機勢 (@u1iJdXSJzIXnpNx) August 4, 2021
下落する可能性が高いと考えて売りたいと考える人もいます。
損失が出ていれば早めに切っておきたいと考える人は多くいます。
セガサミーHD（6460）の総合評価
構造改革が順調。今後株価も上昇に転じたら買い時。
| 通信簿 | |
|---|---|
| 業績 | △ |
| 配当金目当て | 〇 |
| 優待目当て | × |
| 割安 | 〇 |
| 同業種との比較 | 〇 |
| 将来性 | 〇 |
業績について
コロナの影響で2021年3月期は大幅減益。構造改革後の2022年3月期に期待。
セガサミーHD（6460）は2021年3月期、コロナの影響で大打撃を受けています。
事業撤退やリストラなど、構造改革を行っているので、2022年3月期からの収益に期待が集まっています。
2022年3月期第1四半期は好調で、売上高、営業利益ともに、増収増益になっています。
| 収益情報 | 2021年3月期第1四半期 | 2022年3月期第1四半期 |
|---|---|---|
| 売上高 | 483億円 | 594億円（前期比+111億円） |
| 営業利益 | -38億円 | 38億円（前期比+76億円） |
＞＞＞セガサミーHD（6460）：2022年3月期第1四半期決算プレゼンテーション
配当金目当ての投資
配当利回りは2.8％で高い。ゲーム業界の中では買いやすい株価
セガサミーHD（6460）の配当利回りは、2.8％と高く、2021年8月13日時点の株価は1,428円とゲーム業界の中では安いです。
ゲーム業界の株が欲しい人には、おすすめの銘柄です。
優待目当ての投資
セガサミーHD（6460）は株主優待はなし
セガサミーHD（6460）は、残念ながら株主優待はありません。
割安かどうか
PER、PBRは、業績不振で売られたおかげで若干割安になっている
セガサミーHD（6460）のPER、PBRは同業種平均と比較しても若干割安です。
2021年3月期の業績不振で売られたために、割安になっています。
構造改革も終わっているので、今後の回復に期待したいですね。
同業種との比較
セガサミーHD（6460）はゲーム業界に投資してみたい人にはおすすめの銘柄
セガサミーHD（6460）の株価は、同業種と比較しても安い株価（2021年8月13日時点1,428円）になっています。
また、配当利回りも良いので、ゲーム業界に投資してみたい人にはおすすめの銘柄です。
将来性はあるか
- 構造改革を行ったので、これからどう回復していくかがポイント
セガサミーHD（6460）はコロナ禍に立ち向かうため、2021年3月期で構造改革を行っています。
構造改革の明暗がセガサミーHD（6460）の将来にかかっています。
四半期決算を見ながら、構造改革が成功か失敗かを見極めましょう。
買いを検討してる人へアドバイス
2022年3月期第2四半期決算でも好調が続き、1,250円を割らなければ買ってみよう
セガサミーHD（6460）は、構造改革後の業績が安定していなければ、また下落して株価の低迷が続きます。
2022年3月期第1四半期では、好調だったので、第2四半期でも好調であれば1,250円を割らずに上昇トレンドに転換しそうです。
転換のタイミングを見て、買っていきましょう。
ただ、注意が必要なのは、2,000円が節目になっているので、ここで利確する人が出てきます。
プラス材料が多ければ、買い予想が勝って上昇が続くはずです。
まとめ
- セガサミーHD（6460）の株価予想は、株価も業績もコロナの影響で低迷してるが、構造改革で業績が好転するかも
- セガサミーHD（6460）株の買い時は、1,250円を割らずに2022年3月期第2四半期が好調なら買い時
- セガサミーHD（6460）の株の分析は、配当利回りが高く、PER、PBRは若干割安
- 同業種の銘柄の中でも、株価が安くて買いやすいので、ゲーム業界に投資してみたい人にはおすすめ
- まわりの予想は、買いの声が多い！タイミングを見計らっているので、プラス材料が出たら大きく上昇するかも
- 総合評価は、構造改革の明暗がポイント！2022年3月期第2四半期で業績好調なら株価も上がっていく
- 買いを検討している人へのアドバイスは、2022年3月期第2四半期が好調で、1,250円の底を割らずに上昇し始めたら買ってみよう
