電波イメージ

多摩川ホールディングス(6838)ってどんな銘柄なの?

無線機器に必要な高周波回路装置や信号処理装置などを開発している電子機器メーカーだ!5G向け製品の開発にも積極的な高成長企業だぞ!

株レンジャー
株レンジャー
  • 多摩川ホールディングス(6838)の株価予想
  • 多摩川ホールディングス(6838)株の買い時
  • 多摩川ホールディングス(6838)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

 

多摩川ホールディングス(6838)の株価予想!今後どうなるか?

2020年度下期以降、上昇期待高まる

株イメージ

多摩川ホールディングス(6838)は再生可能エネルギー事業と電子・通信用機器事業を主力としている電子機器メーカーです。

2019年11月より株価が急騰し、2019年11月1日時点では1,351円だった株価は2020年1月10日には3,840円まで上がっています。 その後、株価はコロナショックもあり、調整段階に入ったため、現在は2,000円台半ばをうろうろしています。

業績自体は好調に推移しているため、2020年11月以降は徐々に株価は切り上げていくことが予想されます。

 

  • 5G製品が好調

デジタル信号処理装置、大容量データの無線伝送に必要なミリ波帯域製品等の5G関連の製品開発を行っています。 2019年7月17日から3日間行われた5G/IoT通信展にも出展しており、先進的な取り組みに積極的です。

 

  • 電子・通信用機器事業が主力事業

2021年3月期第1四半期決算は売上高が約11.6億円(前年同期比63.0パーセント増)と大きな成長を遂げています。そのうち約9.4億円は電子・通信用機器事業の売上で占めています。

前年同期比で97.2パーセント増で堅調に推移しており、移動体通信分野、官公庁などの受注拡大が要因とされています。移動体通信分野は5G関連市場、高周波コンポートネント需要増加があると決算短信で示されています。5Gとの関連性については、今後も注目したいところです。

 

高周波コンポーネントとは:コンポーネントは部品を意味する言葉です。高周波コンポーネントは、高周波の無線装置部品のことを指します。

 

多摩川ホールディングス(6838)株の買い時

  • 2,000円付近は積極的に狙いたい

株イメージ

・2020年1月の株価:約4,000円

・2020年11月11日時点株価:2,444円

 

比較すると株価は大きく調整した印象を受けます。2019年11月頃から仕手株化して急騰しすぎていたという見方をされています。

5Gの思惑は株価に織り込み済みのため、地合いによって株価は上下を繰り返すものと思われます。地合いが悪く株価が低くつけた日をピンポイントで狙っていきましょう。

具体的には株価2,000円近辺の日があれば買い注文を検討していきたいところです。

 

多摩川ホールディングス(6838)の株の分析【2021年11月12日現在】

  • 5G銘柄では割安

電波イメージ

株価指標

株価 目安
時価総額 131億3100万円
PER 24.80
PBR 2.92

時価総額は130億円台と同業他社と比較すると割安な部類に入ります。5G期待で業績が拡大する見込みが高く、まだまだ時価総額は上昇するでしょう。

・PER30倍が多い5G銘柄の中では割安な部類に入ります。指数のみで考えれば、現在の株価で購入しても割高ではないでしょう。

 

同業種の銘柄と比較

  • アルチザネットワークス(6778)がライバル

電波イメージ

5G銘柄は数が多く、扱う製品も各社様々です。その中でも、同じ通信測定器を取り扱うアルチザネットワークス(6778)が同業他社に挙げられます。

多摩川ホールディングス(6838)が官公庁からの受託に強みとしているのに対し、アルチザネットワークス(6778)は民間の通信キャリアと取引がある点を強みとしています。 時価総額も同じ100億円台と、多摩川ホールディングス(6838)と共に上昇余地があります。

 

多摩川ホールディングス(6838)株のまわりの予想

  • 株式分割によっての株価変動に期待有り

SNSイメージ

買い予想の声

 

株式分割を好材料と見る声があがっています。

 

 

将来性は高く評価されています。

 

  • 仕手株化の反動で含み損の人もいる

売り予想の声

 

2019年に仕手株と化して株価が4,000円近くになった反動で、まだ含み損の人もいるようです

 

多摩川ホールディングス(6838)の総合評価

受託先の利益積み上げに期待

電波イメージ

  通信簿
業績
割安
同業種との比較
将来性

業績について

  • 2021年3月期第1四半期決算では売上高前期比63.0パーセント増、営業利益は黒字転換

【2021年3月期第1四半期決算】

・売上高約11.6億円 前期比63.0パーセント増

・営業利益約0.6億円 前年同期は0.63億円の損失

 

と好調に推移しています。

5G関連市場、公共関連市場を中心とした営業手法が好調であることに加え、光関連製品、デジタル信号処理装置などの新市場での受注増加が業績好調の要因です。

 

割安かどうか

  • 同業他社では割安

5Gが本格化することが予想されている2020年11月時点において、PER20倍台、PBR2倍台と同業他社の中では割安な部類に入ります。 現段階で打診買いをしていっても下方リスクは低いでしょう。

 

同業種との比較

  • 電子機器以外にもストックビジネスタイプの事業あり

主力の電子・通信用機器事業以外にも再生可能エネルギーシステム販売事業および発電所事業を手掛けています。小型風力発電所の分譲販売やメガソーラー発電所の充電など、再生可能エネルギーを活用した発電システム稼働に貢献しています。

エネルギー事業は受託されれば短期間に鞍替えされにくい事業体系であるため、ストックビジネスの性質が強い手堅い事業体系と言えるでしょう。

 

  • 公共関連市場を中心とした販売戦略に期待

公共分野での電子・通信用機器事業の需要が増加してきており、堅調な推移が予想されています。

販路は拡大しているため、5G関連の新製品の営業強化をしていけば、2021年3月期第2四半期決算以降の業績にも期待がかかります。

 

将来性はあるか

  • 投資事業に強い社員構成

多摩川ホールディングス(6838)の主力メンバーは金融・会計出身者で構成されています。

そのため、M&Aや売上利益率などの企業戦略を考える上で強みとなる人材を有していると言えます。投資実例として、再生可能エネルギー事業の投資などを挙げています。主力事業ではないものの、業績寄与になりうる形で成果をあげています。

 

買いを検討してる人へアドバイス

2,000円台前半で打診買いを行い、2,3年間の長期保有がオススメ

株イメージ

2019年に仕手株化して急騰した株価が落ち着きを見せ、2020年11月時点では、2,000円台から膠着している状態にあります。

調整期間が長引いており、株価の切り上げ期待も徐々に高まりを見せています。2,000円台前半で打診買いをしたら、確実に利益を狙うためにも、2,3年間は保有する長期保有をオススメします。

 

まとめ

  • 多摩川ホールディングス(6838)は再生可能エネルギー事業と電子・通信用機器事業を収益の柱としている、電子機器メーカー
  • 再生可能エネルギー事業を手掛けており、官公庁からの受託も多い
  • 2019年には仕手株化して、株価が4,000円近くまでつけている