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BASE(4477)の株価予想と買い時はどうなるかな
BASEは今すごく注目されているから割高感があるよ!どんな時に買えばいいか解説していくよ!
株レンジャー
株レンジャー
  • BASE(4477)の株価予想
  • BASE(4477)株の買い時
  • BASE(4477)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

 

BASE(4477)の株価予想!今後どうなるか?

  • 短期的には調整しそう

下落する環境

BASEはECショップを手軽に開設できるプラットフォーム「BASE」を提供している会社です。

個人でも簡単にショップを作れるので、いまとても人気を集めているサイトです。

特にECショップのプラットフォームは将来性があるとして、2020年5月以降に急激に株価を伸ばしています。直近では、1株10,000円を超す動きになっていて、5月初頭の1,500円台と比べるとなんと10倍近い急騰です。

過熱感があるため、短期的には株価は調整していくと予想しています。  

 

  • ベンチャーらしい成長速度で中長期的に株高へ

BASEのプラットフォームは毎期200%近くの成長を持続していて、成長力がとても強い新興企業です。

プラットフォームビジネスの特徴は高い利益率と安定した収益性です。現在は利益がほぼ出ていない状態が続いていますが、今後は売上の成長によって利益も出てくるようになるでしょう。

株価が短期的に調整しても、中長期的には利益の成長でさらに株高を狙っていけると予想します。  

 

BASE(4477)株の買い時

  • 今買うのはリスクが高め

高いリスクに挑む

BASE株は、直近では注目度が高まっている影響で加熱しています。

株価をみると、昨年2019年の上場初値と比べて数倍になっています。 なので、トレンドをみて今買うと、調整局面で損失を受ける可能性が高いです。  

 

  • 成長株なので中長期の運用がおすすめ

BASEはECプラットフォームを運営していて、そこで出店しているショップの売上に応じてBASEの収益が変わってきます。

今後はどんどん出店数と取引総額が増加していくことが予想されています。BASEも次第に利益を増やしていけるでしょう。

次に株価が大きく下落したタイミングで買いを入れて、中長期の成長を期待した株価の上昇を狙う戦略がおすすめです。  

 

BASE(4477)の株の分析【2020年10月27日現在】

配当金はいくら?配当利回り

短期的には配当に期待できず

株価指標 目安
配当金 N/A
配当利回り N/A
配当性向 N/A
  • まだ利益が出ておらず配当はなし

BASEは前期末(2019年度末)までに純利益がマイナスとなっており、配当ができない状態でした。

また、高成長している最中の企業なので、配当として株主に配るよりも、内部への投資に使ったほうがより成長につながることが多いです。そのため、当面の間は、利益が出たとしても配当はほとんどしないか、ゼロを維持するでしょう。

BASE株では当面の間は配当金に期待できません。  

 

株主優待の内容

BASEは株主優待を実施していません

株価指標

株価上昇で割高感が強まっている

株価指数 目安
PER N/A
PBR 67.4倍
ROE N/A
自己資本比率 25.1%
  • 株価指標は割高感がある

PBRは67倍を超えており、資本に対して株価がとても高いレベルにあるといえます。

BASEはまだ利益がでておらず、当期末にはじめて黒字決算が予想されています。

そんな状況でも株価は上昇を続けていて、数年先の将来の利益まで織り込んでいる株価になっています。 BASE株は割高感があるといえるでしょう。  

 

  • 自己資本比率は低めだが安全性は高め

自己資本比率は30%以下であり、標準的な財政状況にみえます。

ですが、BASEの負債のほとんどは事業で獲得した現金が原因になっているものです。外から借金をしているわけではないので、財務面での安全性はとても高いといえます。  

 

同業種の銘柄と比較

  • 事業モデルの近い出店型プラットフォームは強豪企業が多い

ECプラットフォームは強豪企業が多いことはよく知られています。

世界で最も大きなプラットフォームはAmazon(アマゾン)であり、ほとんどの人が一度は利用したことがあるのではないでしょうか。

国内の上場企業では、

  • 楽天市場を運営する楽天(4755)
  • Yahoo!ショッピングを提供しているZホールディングス(4689)

がECの大部分を占めています。 それぞれ取引総額が数兆円を超えており、数百億円程度のBASEはかなり差を開けられています。

>>>楽天の国内EC流通総額  

 

  • 個人が出品できるプラットフォームとも競争へ

個人が手軽に出店・出品できるプラットフォームでは、

  • メルカリ(4385)
  • minneを提供するGMOペパボ(3633)

が有名です。

個人や中小企業が、独自の商品やアイデアを販売できるプラットフォームは、どんどん参入が増えています。 BASEが競争しなければならないサービス・企業は今後も増えていくでしょう。  

 

BASE(4477)株のまわりの予想

買い予想の声

知名度上昇が株高に繋がっている要因のひとつかもしれません。  

 

売り予想の声

株価の急上昇で、新興株だとしても割高感から売る投資家もいるようです。  

 

トレンドの後半でエントリーした個人投資家は多くが損失を出しており、短期的には株価が落ち着いていきそうです。  

 

BASE(4477)の総合評価

不確定要素が多いが成長力がすごい

  通信簿
業績
配当金目当て ×
優待目当て ×
割安 ×
同業種との比較
将来性

業績について

  • 利益は出ていないが高い売上成長

BASEは広告宣伝費などの先行投資がかさんでおり、利益がなかなか出ていない状況にあります。

ですが売上は年々着実に増加しています。直近の2020年12月期の第2四半期では、取引総額が196.5%成長しており、取扱高が2倍近くにまで成長していることが分かります。 取扱高はBASEの売上に直結していて、ユーザー数が拡大していけば、売上の成長も続くと予想されます。  

 

  • 高い利益率を確保できる潜在力がある

営業利益を計算するベースとなる売上総利益(粗利益)は売上から原価を引いて計算されます。 BASEの場合、この粗利益は毎年50%以上を達成していて、高い利益率となっています。

高い利益率の要因は、BASEのプラットフォームの売上原価がほとんど一定の手数料だからです。なので、売上が増えても一定の原価に抑えられ、粗利益はどんどん大きくなる形になっています。優秀なビジネスをやっているのが分かりますね。

今は広告費などが大きいため、利益が出ていませんが、ユーザーが安定してきたら大きな利益を出す可能性が十分にあります。

 

配当金目当ての投資

  • まだ配当する段階の企業ではない

BASEでは利益がまだ出ていないため、配当金がありません。

また人材や設備などに成長投資する時期なので、配当するよりは内部で投資を行ったほうがよいといえるでしょう。 まずは高い利益を出せるようになるのを待ったほうがよさそうですね。  

 

優待目当ての投資

  • BASEは株主優待を行っていません

 

割安かどうか

  • PBRなどの株式指標では割高感がある

BASEの株価指標を見るかぎり、割安感はありません。

株価も2020年5月くらいから急激に上昇しており、そろそろ上昇トレンドが終わってもおかしくないです。  

 

  • 成長株としてみると割安の評価は難しい

BASEは上場後間もない、新興銘柄です。 成長株としてみるなら、直近の業績ではなく、将来の利益を予想して考えてみる方がよさそうです。

そうすると、売上規模が100%近く成長しているBASE株を割高と断定してしまうのはまだ早いかもしれません。  

 

同業種との比較

  • 強大なECプラットフォームと競合

最近はECが発展し、ネットで買い物するユーザーが以前よりも増えています。

新型コロナウイルスの影響もあり、外出を控えてスマホで商品を購入するのが増えた人も多いのではないでしょうか? このようにEC市場は大きくなっていますが、既に強大なECプラットフォームの支配が強いこともよく知られています。

BASEは、巨大なECモールを運営するAmazonや楽天、Zホールディングスと直接競合する立場に置かれています。  

 

  • 個人向けマーケットはまだ開拓余地がある

巨大で強いECプラットフォームでは、逆に個人や中小企業から出店することが難しい面もあります。

そのため、個人向けのEC販売・出店などの分野はまだまだ開拓できそうですね。 BASEはもともと個人向けショップが得意ということもあり、その強みを生かした事業ができるかに注目しておきましょう。  

 

将来性はあるか

  • 取引高が増えるにつれて利益成長が期待

ECショップ上で取引されるごとに手数料をもらう仕組みのビジネスです。

なので、取引高が増えれば増えるほど、BASEの収益と利益も増えていきます。 BASEの利益が増えていけば自然に株価に反映されていくため、将来的には株価の成長にも期待できるでしょう。  

 

  • プラットフォームの人口をどれだけ増やせるかに注視

成長段階のBASEでなにより重要なのが、初期の認知度向上とユーザー人口の増加です。

いまもかなりの広告宣伝を行っていますが、これからも積極的に先行投資を行い、個人への認知度を高めていく必要があります。 そのため、短期的には費用がかさみ、利益が小さい期間が続きそうです。

ですが、長期的にはユーザー数の増加に合わせて利益を出せるようになってくると予想します。BASE上の人口がどれだけ増えるか、決算説明などに注目しておきたいです。  

 

買いを検討してる人へアドバイス

  • ECプラットフォームへの理解を深めたい

ショッピングモール

BASEなどのEC系サービスへの投資を考えている場合、実際に出品者側・購入者側としてプラットフォームを利用してみるとよいでしょう。

実際に利用してみると、

「どういったところが魅力か」
「どんな課題があるか」

が理解しやすいです。 また、ECの構造を理解することで、株価の変動につながるような、システムの改善や改悪、ユーザーの動向などが手にとるように分かります。

ぜひ市場に身近になってみましょう。  

 

まとめ

  • BASE(4477)の株価予想は短期的には調整しそう
  • BASE株の買い時は今を避けて、調整を待つこと
  • 他の同業他社との競争が激しくなりそう
  • 短期的には売りを予想する個人投資家が多い
  • ECサイトへの理解を深めてチャンスを掴みたい