ヨコオ(6800)の株価予想は?
自動車用アンテナのトップメーカーだ!無線通信機器も手掛けていて5G銘柄としても注目されていて、株価は上昇の兆しを見せているぞ!
株レンジャー
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  • ヨコオ(6800)の株価予想
  • ヨコオ(6800)の買い時
  • ヨコオ(6800)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

 

ヨコオ(6800)の株価予想!今後どうなるか?

業績の悪化は織り込み済み!株価は戻りつつある

ヨコオ(6800)は、車載アンテナを主力としている電気機器メーカーです。ほかにも、回路検査用コネクタや無線通信機器事業を手掛けています。2021年3月期第2四半期決算は前年同期比で売上高・営業利益共に減少をしています。

株価は一時下落したものの、2020年12月16日時点では、株価は2,848円をつけており、決算前の株価を上回る上昇を見せています。コロナ禍による自動車販売悪化は事前に予想されていたこと、今回の決算によって悪材料出尽くしとなったことが要因と思われます。

 

  • 車載通信機器事業は苦戦も、ほか2事業は健闘

主力の車載通信機器事業は、コロナウイルス拡大による自動車メーカーの減産影響をダイレクトに受けました。2021年3月期第2四半期決算では前年同期比マイナス20.7パーセントと苦戦を強いられています。

対して、回路検査用コネクタ事業はテレワーク拡大に伴うパソコン需要増加により案件が増加しています。無線通信機器事業は、学校教育現場用モバイル端末の受注増加がありました。どちらの事業も前年同期比を上回っています。

連結経営成績としては、前年同期比マイナス9.4パーセントとなっており、コロナに左右された経営成績となったようです。  

 

 

ヨコオ(6800)株の買い時

  • 2,700台は購入しておきたい

株価は2020年12月16日時点で2,848円をつけています。2021年3月期第2四半期決算直後は減益減収の結果を受けて、一時2,350円台付近まで下落しました。

11月下旬に入ってからは悪材料出尽くしのためか、買いが先行しており、上昇チャートを描いています。2,700円台で調整する展開があれば、積極的に買いを狙っていきたいところです。

 

 

ヨコオ(6800)の株の分析【2020年12月16日現在】

配当金はいくら?配当利回り

  • 配当金はおまけ程度
株価指標 目安
配当金 1株あたり30.00円
配当利回り 1.05パーセント
配当性向 17.7パーセント

1株当たり配当30.00円で配当利回りは1.05パーセントとなっています。利回りは平均よりも低いので、配当狙いのホルダーは少ないでしょう。あくまでおまけ程度に捉えておく方が良いでしょう。

 

株主優待の内容

  • 株式優待はなし

株主優待はありません。同業他社も含めて、優待は実施していないため、株主優待狙いの投資は期待できなそうです。  

 

株価指標

  • 時価総額は伸びしろ十分!
株価 目安
時価総額 593億8千万円
PER 18.35
PBR 2.10

・時価総額は593億円とある程度成熟した企業である。印象を受けます。車載通信機器事業の伸び次第でまだまだ成長の余地がありそうです。

・指数はPERは18.35、PBRは2.10と極端に割高でもなければ割安でもない印象を受けます。  

 

同業種の銘柄と比較

  • 古河電気工業(5801)がライバル

古河電気工業(5801)がヨコオ(6800)のライバル企業に当たります。時価総額は2,000億円台と格上ですが、ワイヤーハーネスなどの自動車部品や光ケーブルなどの通信機器を手掛けている点は共通しています。

5G普及に伴う光ファイバ需要を期待されています。今後、5Gを追い風にして規模を拡大することを画策しているヨコオ(6800)にとって、目指すべき企業の一つと言えるのではないでしょうか。  

 

 

ヨコオ(6800)株のまわりの予想

  • 決算の上方修正でで株価は上がり基調

買い予想の声

 

2021年3月期第2四半期決算では経常利益の上方修正、配当増加があり、好材料と判断された方もいました  

 

 

 

株価調整からの買戻しが先行しており、これからの展開が楽しみです  

 

 

  • 株価調整中に売るホルダーも多かった

売り予想の声

 

2021年3月期第2四半期決算の減益減収による株価調整で売ってしまった方も多かったようです  

 

 

ヨコオ(6800)の総合評価

車載通信・無線機器など5G関連サービスの拡大に期待

  通信簿
業績
配当金目当て
割安
同業種との比較
将来性

業績について

  • 2021年3月期第2四半期決算では、売上高・営業利益共に減益減収

【2021年3月期第2四半期決算】

・売上高271億1千1百万円 前年同期比マイナス9.4パーセント

・営業利益20億4千9百万円 前年同期比マイナス18.1パーセント

売上・収益面共に減益減収となっています。  

>>>2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕

 

配当金目当ての投資

  • 配当金狙いの投資には向かない

配当利回りは1.05パーセントのため、配当狙いの投資であれば、別の高配当銘柄を狙う方が良いでしょう。

 

割安かどうか

  • 同業他社と比べて同じかやや割安

PER、PBRは同業他社と比べて同程度かやや割安といった印象です。指数のみで売り買いの判断は難しいところですが、株価の下方リスクも低いと言えます、

<参考(2020年12月)>

  • アイレックス(6944) PER19.10 PBR5.82
  • アルチザネットワークス(6778) PER35.10 PBR3.29
  • サイバーコム(3852) PER25.91 PBR2.60  

 

同業種との比較

  • 5G・アフターコロナ関連サービスが多い

車載アンテナ・無線通信は5G関連、回路検査用コネクタはアフターコロナにおけるテレワーク需要の拡大に適した事業を取り扱っており、同業他社と比べてテーマ性が高いです。  

 

将来性はあるか

  • 無線通信や回路コネクタでコロナ禍をしのいでいきたい
コロナによる自動車販売悪化の影響はしばらく続くことが予想されます。一方、

テレワークによるパソコン需要増加・インターネット利用拡大のサーバー需要増加など、ヨコオ(6800)にとってのビジネスチャンスがある

    ことも事実です。

回路検査用コネクタ事業および無線通信機器事業の拡大で、車載通信機器事業の損失をいかにカバーできるかが業績のカギを握っていきそうです。  

 

 

買いを検討してる人へアドバイス

2,700円台は積極的に狙っていこう

ヨコオ(6800)はテーマ株として購入しているホルダーが多いです。指数による購入判断が難しいため、決算による業績変動を中心に購入の有無を検討していきましょう。

2021年3月期第2四半期決算では経常利益の上方修正があったため、今後を見越して2,700円台で打診買いを行うのもアリだと思います。

 

 

まとめ

  • ヨコオ(6800)は2021年3月期第2四半期決算では売上高・営業利益ともに減益減収
  • 車載通信、無線通信機器といった5G・テレワークに関連した事業を取り扱っている
  • 株価は買戻しにより上昇基調基調にある