アイモバイル(6535)の株価は今後どうなるの?
記念配当の騒動が収まって、業績が好調なら買い時だよ!
- アイモバイル(6535)の株価予想
- アイモバイル(6535)株の買い時
- アイモバイル(6535)の株の分析
- 同業種の銘柄と比較
- まわりの予想
- 総合評価
- 買いを検討してる人へアドバイス
をまとめました。
アイモバイル(6535)の株価予想!今後どうなるか?
アイモバイル(6535)の株価は、上場以来の高値圏で推移している
アイモバイルの株価は、以下のように推移しています。
- 2018年2月1日1,495円(最高値)上場後、最初の天井
- 2020年3月13日441円(最安値)コロナショックで下落し続けた
- 2021年7月19日1,572円(直近の価格)上場以来の高値圏で推移
アイモバイルは、2016年10月27日に東証マザーズに上場していて、上場以来の高値圏で推移しています。
業績も好調なので、株価に反映されていると言えます。
増配の発表で株価が大きくぶれる可能性あり。
アイモバイル(6535)は、2021年6月10日に記念配当+70円を発表していて、その直後にストップ高まで株価が急騰しています。
配当金狙いの投資家が殺到している状態なので、権利落ち日の急落も想定しておかないといけません。
また、権利落ち日(2021年7月29日)の急落を狙った空売りも殺到しすぎて、空売りも禁止となったため、反動で買われることもあり、株価が大きくぶれる可能性があります。
>>>アイモバイル(6535):配当予想の修正(初配・上場5周年記念配当)に関するお知らせ
2021年6月25日にPO(株式の売り出し)も発表され、株価がブレやすい局面
アイモバイル(6535)は、2021年6月25日にPO(株式の売り出し)を発表しています。
PO(株式の売り出し)の影響で、より注目が集まり、記念配当による配当金狙いのPO買いと通常の買い注文、権利落ち日の急落を狙った空売りなど、投資家の思惑が入り乱れている状態です。
2018年7月期以降、当期純利益は増益し続けている
アイモバイル(6535)は、2018年7月期以降、当期純利益は右肩上がりで上昇し続けています。
2018年7月2日に東証一部に上場しており、業績はふるさと納税事業と、インターネット広告事業の二つに支えられています。
売上や営業利益は増減していますが、当期純利益で確実に増益に持っていけているので安定化があります。
- アイモバイルの主な収入源はふるさと納税事業
以下、アイモバイルの各事業の営業利益です。
年度 | インターネット広告事業 | ふるさと納税事業(コンシューマ) |
---|---|---|
2018年7月期 | 1,394百万円 | 680百万円 |
2019年7月期 | 770百万円 | 2,313百万円 |
2020年7月期 | 866百万円 | 1,325百万円 |
2019年7月期以降、主な収入源はふるさと納税事業(コンシューマ)となっていることがわかります。
ふるさと納税事業の業績が、今後の株価にも影響してきます。
アイモバイル(6535)株の買い時
株価が大きくぶれる可能性あり。2021年8月中旬頃まで様子を見よう
2021年6月10日に記念配当+70円を発表したため、配当金狙いの投資家が殺到しています。
配当権利落ち日(2021年7月29日)の暴落や、その後の反発買いも含めて、株価が大きくぶれる可能性があるので、注意が必要です。
業績が好調なので買い時ではありますが、すぐに買わずに、記念配当の騒動が落ち着いて、株価が安定したのを見計らって買っていきましょう。
>>>アイモバイル(6535):配当予想の修正(初配・上場5周年記念配当)に関するお知らせ
ふるさと納税の契約自治体数が伸びているので、本来は買い時
アイモバイル(6535)のメイン事業である、ふるさと納税事業は、会員数100万人を突破するなど、順調に推移しています。
ふるさと納税事業は、契約した自治体から手数料収入を得ているので、契約自治体数が伸びている間は、利益は増益し続けていきます。
ふるさと納税の市場が頭打ちになるまでは、株価も上昇傾向となるので、本来買い時ではありますが、記念配当の騒動が落ち着くまでは買わない方が無難です。
>>>アイモバイル(6535):2020年7月期本決算説明資料
ふるさと納税の市場は、今後も成長し続ける
アイモバイルはふるさと納税の市場は、今後も成長し続けると見ています。
理由は、ふるさと納税をすると、所得税や住民税が減って得をするので、一度やり方を知った人はリピーターとなり、これから始める人もいるので、市場が拡大する可能性が大きいからです。
総務省も、ふるさと納税による地方創生を進めたいと考えているので、社会情勢ともマッチしています。
ふるさと納税のシェア獲得に尽力すれば、今後の売上に直結してきます。
>>>アイモバイル(6535):2021年7月期決算説明資料
- アイモバイルの課題は、シェア獲得のための差別化
アイモバイルは、ふるさと納税市場のシェア獲得に向けて、他社との差別化を図る必要があります。
理由は、ふるさと納税サイトは競合が多数いるので、差別化を図らなければ、会員が他サイトに流れてしまうからです。
以下、競合サイトとの比較です。
サイト名 | 強み | 弱み |
---|---|---|
ふるなび(アイモバイル) | 家電の返礼品が多い(1497品目)、Amazonギフト券で寄附金の1%還元 | 返礼品の数が他サイトより少ない(17万品目) |
楽天ふるさと納税(楽天) | 寄附金の最大3%をポイント還元 | 返礼品数はふるさとチョイスより少ない(23万品目)家電はふるなびより少ない(384品目) |
ふるさとチョイス(トラストバンク) | 返礼品が豊富(32万品目) | ポイント還元がない、家電の返礼品はなし |
メリットとしては、家電の返礼品が多いことですが、初回に家電を選ぶ可能性はありますが、毎年家電を選ぶわけではないので、返礼品が豊富でないと、会員が他サイトに流れてしまう可能性があります。
現時点で順調に推移していますが、今後も持続させるには、家電以外の差別化も必要になってきます。
>>>ふるなび
>>>楽天ふるさと納税
>>>ふるさとチョイス
アイモバイル(6535)の株の分析【2021年7月9日現在】
配当金はいくら?配当利回り
- 配当利回りは高く、2021年7月期は6.4%もある
株価指標 | 目安 |
---|---|
配当金 | 100円(2021年7月期) |
配当利回り | 6.4% |
配当性向 | 0%(2021年7月期が初配) |
配当金は2021年7月期は100円だが、2022年7月期からは30円
アイモバイル(6535)は2016年10月27日に東証マザーズに上場した企業で、2020年7月期までは配当金はありませんでした。
理由は、ふるさと納税事業が成長段階なので、失敗したときのことを考えて、利益を全て内部留保していたからです。
2021年7月期からは、事業が成長安定期に入ったと判断して配当を行います。
また、2021年7月期は上場5周年になるので、記念配当の+70円(計100円)がありますが、2022年7月期からは30円で、配当性向は30%を目安にするようです。
>>>アイモバイル(6535):2021年7月期第3四半期決算説明資料
株主優待の内容
株主優待は、2018年7月期で終了し、現在はなし
アイモバイル(6535)の株主優待は、2018年7月期で終了したため、現在はありません。
参考として、アイモバイル(6535)の以前の株主優待は、以下の通りとなっていました。
ふるなびグルメポイントの進呈(1ポイント=1円)
- 500株以上保有 15,000ポイント
- 1,000株以上保有 30,000ポイント
グルメポイントは、登録されているレストランならどこでも使えるポイントなので、どこで使うかを選べるとても良い優待でした。
今後の復活に期待したいですね。
>>>ふるなびグルメポイント
株価指標
- PBR、PERは普通程度。業績が反映されている証拠
株価指数 | 目安 |
---|---|
PER | 17.2倍 |
PBR | 2.3倍 |
ROE | 12.1% |
自己資本比率 | 80.1% |
PBR、PERは普通程度。業績が正しく反映されている
アイモバイル(6535)は、PBR、PER共に普通程度なので、業績が反映された銘柄だといえます。
今後業績がさらによくなれば上昇トレンドが続く傾向にありますが、記念配当の騒動が収まるまでは、株価が大きく変動しやすい状態ですので、注意が必要です。
同業種の銘柄と比較
ふるさと納税運営サイトを持っているのは、アイモバイル(6535)だけ
アイモバイル(6535)は、元々はインターネット広告(アフィリエイト)事業を行っていた会社でしたが、2014年7月にふるなびの運営をスタートさせ、今ではそちらの方が成長してメイン事業となっています。
同業種ではファンコミュニケーションズ(2461)(A8.netを運営する大手ASP事業社)などがありますが、ふるさと納税運営サイトを持っているのはアイモバイル(6535)だけです。
今後拡大する市場にうまく参入できているので、同業種と比較してプラス材料になります。
同業種は減益したが、アイモバイル(6535)は増益している。
同業種のファンコミュニケーションズ(2461)は、2020年12月期決算では、減収減益となっています。
同業種の銘柄と業績で比較された際には、増益となったアイモバイル(6535)に軍配が上がります。
>>>株式会社ファンコミュニケーションズ(2461):2020年12月期決算説明資料
アイモバイル(6535)は2022年7月期以降の配当利回りは低い
アイモバイルは、2021年7月期は記念配当で配当利回りが6.4%(2021年7月9日時点)ですが、2022年7月期以降は配当金額は30円を予定しています。
株価が今のままだと、配当利回りは1.9%程度まで下がることになります。
一方、ファンコミュニケーションズ(2461)の株価、配当利回りは以下のようになっています。
- 株価⇒390円(2021年7月9日時点)
- 配当金⇒19円
- 配当利回り⇒4.9%
2022年7月期からはファンコミュニケーションズ(2461)の方が配当利回りが良いことになります。
今後の成長に期待しアイモバイル(6535)に長期投資するか、ファンコミュニケーションズ(2461)で配当金を狙っていくか、検討していきましょう。
アイモバイル(6535)株のまわりの予想
買い予想の声
買いたいけど投資資金が足りない人の声
【日本株】
— あおあとむ ☺︎ グロース株 (@Aoatom_bluesun) July 10, 2021
6535 アイモバイル
事業内容よし、業績良し、利回りはJT超え笑
グロース株としても、高配当株としてもよい株。
欲しいな。しかしフルポジなんだよな😂
また投資信託売りたくなる。。
保有している投資信託を売ってまでアイモバイル(6535)を購入したいという人もいます。業績も良くて高配当なので買いたい人は多そうです。
dポイントでアイモバイル(6535)の単元未満株を買った人の声
dポイントでアイモバイルの株を100円購入。#dポイント #ポイント投資 #日興フロッギー #アイモバイル pic.twitter.com/iOVSetbii2
— フィン@投資初心者 (@fin20210614) July 8, 2021
投資初心者であれば、この人のように単元未満株の購入を検討することも良いかと思います。
損失が出ても少しですむし、投資の勉強にもなります。
売り予想の声
権利落ち日の暴落などに振り回されないようにしよう
アイモバイルの権利落ち日の急落狙いたいけど、これって売れないってこと?? pic.twitter.com/W15Nq31m3p
— 鬼の投資家、累くん (@Py8scHFWjJQnmb2) July 11, 2021
配当金の権利落ち日の暴落を予想している人もいます。
今は売り注文自体が出せない状態になっているので、下落も多少和らぐかもしれませんが、どちらかにぶれることは間違いないので、配当金狙いの投資家に振り回されないようにしましょう。
アイモバイル(6535)の総合評価
- 業績は好調だが、記念配当の騒動が収まるまで様子を見よう
通信簿 | |
---|---|
業績 | ◎ |
配当金目当て | 〇 |
優待目当て | × |
割安 | △ |
同業種との比較 | 〇 |
将来性 | ◎ |
業績について
ふるさと納税事業が絶好調!今後にも期待できる
アイモバイル(6535)は、2014年7月から参入しているふるさと納税事業がうまくいき、順調に増益しています。
今後もシェアが拡大する見通しなので、上昇トレンドが続きそうです。
>>>アイモバイル(6535):2020年7月期本決算説明資料
配当金目当ての投資
高配当は2021年7月期だけ。2022年7月期の配当金は下がる予定
アイモバイル(6535)は、2021年7月期が初配になります。
記念配当で+70円して100円の配当金が出ますが、2022年7月期以降は普通(30円配当)に戻り配当利回りが下がることになるので、注意が必要です。
配当性向は30%を予定しているので、増益となればもっと増えるかもしれません。
>>>アイモバイル(6535):2020年7月期本決算説明資料
優待目当ての投資
アイモバイル(6535)の株主優待は、2018年7月期で終了
アイモバイル(6535)の株価優待は、2018年7月期で終了していて、現在はありません。
割安かどうか
- PER、PBRは普通程度なので、業績が反映されている
アイモバイル(6535)のPER、PBRは、普通程度です。業績が正しく株価に反映されていることになるので、記念配当の騒動が収まり、業績が好調であれば、上昇トレンドが続きます。
同業種との比較
同業種は減益しているなか、ふるさと納税事業がうまくいき、増益
同業種のファンコミュニケーションズ(2461)は減益しているなかでも、アイモバイル(6535)は増益することができています。
ふるさと納税事業がうまくいっていることが大きいです。
>>>株式会社ファンコミュニケーションズ(2461):2020年12月期決算説明資料
>>>アイモバイル(6535):2020年7月期本決算説明資料
将来性はあるか
将来性も大いにあり
アイモバイル(6535)のメイン事業はふるさと納税事業ですが、今後もふるさと納税の需要は増え続けていくので、今後も伸びしろがあります。
買いを検討してる人へアドバイス
記念配当の騒動が収まる2021年8月中旬頃から、業績が好調なら買ってみよう
まずは、記念配当の騒動が収まるのを待ちましょう。
配当金や、短期の株価変動を狙って売買してくる投資家に振り回されるかもしれません。
一旦株価が落ち着いた頃に、四半期決算で順調に利益が上がっていれば、買っていきましょう
まとめ
- アイモバイル(6535)の株価予想は、上昇トレンドだが、記念配当の騒動で株価が大きくブレそう
- アイモバイル(6535)株の買い時は、記念配当の騒動が収まり好調な業績が続いていたら買い時
- アイモバイル(6535)の株の分析は、割安でも割高でもなく安定している。配当利回りは2022年7月期から低い見込み
- 同業種の銘柄が減益しているなかでも増益できている。ふるさと納税事業は強みとなっている
- まわりの予想は、買いの予想が多いが配当権利落ち日の暴落を狙う人もいるので要注意
- 総合評価は、今後もシェアが拡大する事業を行っている。業績好調が続けば上昇トレンドも続く
- 買いを検討している人へのアドバイスは、記念配当の騒動が収まる2021年8月中旬頃までは要注意!落ち着いたら業績を見て買っていこう