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アンリツ(6754)ってどんな銘柄なの?

5G関連銘柄として注目を浴びている電子機器メーカーだ!特徴を紹介していくぞ!

株レンジャー
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  • アンリツ(6754)の株価予想
  • アンリツ(6754)株の買い時
  • アンリツ(6754)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

 

アンリツ(6754)の株価予想!今後どうなるか?

5Gの本格化に伴って株価も大きな成長が期待される

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アンリツ(6754)は、モバイル端末などの電波計測機器や、食品・薬品産業に向けたX線異物検出器などを提供している電子機器メーカーです。

アンリツ(6754)が投資家から最も注目される点は、次世代通信規格「5G」の計測に必要な「ミリ波測定技術」の技術を有していることです。今では、5G関連銘柄の代表格とまで言われ、投資家から大きな注目をあびています。

数か月の短期目線では株価はどうなるかの予測はつきづらいですが、5Gが本格化するであろう向こう5年では、大きな上昇を遂げることが期待されています。    

 

  • 日本を代表する企業もアンリツ製品を利用

スマートフォンを生産するためには、事前に電波の測定を行わなければなりません。アンリツ(6754)の5Gスマートフォン向け量産用測定器は、最大4台同時測定が出来るため、各社の生産性向上に寄与しています。

元々、3Gで世界シェア70パーセント、LTEで世界シェア50パーセントを誇る東証一部企業です。今後、NTTやKDDIをはじめとした多くの通信機器企業がアンリツ(6754)のサービスを利用することが予測されます。まさに5G時代に無くてはならない存在と言えるのではないでしょうか。    

 

  • 2016年から2020年にかけて株価は4倍以上に成長

2016年10月の株価が約600円

2020年10月は株価2,500円

4倍以上の成長を示しています。5G普及に伴っての成長期待を見越した株価であることは明白です。

5G普及は確率の話ではなく、ある程度目に見えているものですので、今後も市場拡大の余地は大きいと思います。    

 

アンリツ(6754)株の買い時

  • 2,300円以下は買いのチャンス

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初の5G採用スマートフォンであるiPhone12が発売されるなど、アンリツ(6754)にとって追い風の状況が続いています。

今後、コロナショック時のように株価が2,000円を割ることは考えづらいです。2020年10月26日時点での株価が2,341円ですので、2,300円を割ることがあれば、購入を視野に入れてはいかがでしょうか。  

 

アンリツ(6754)の株の分析【2020年10月27日現在】

  • 時価総額は5G普及に伴い上昇余地あり。指数はやや割高。
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    株価指標

株価 目安
時価総額 3,318億600万円
PER 24.43
PBR 3.47

時価総額は約3,300億と大企業と遜色ないレベルです。

5G普及に伴い、さらに時価総額は上昇することが予想されます。

また、PER、PBR共にやや割高である数値結果となりました。指数のみを基準にすると、割安感は薄いでしょう。  

 

同業種の銘柄と比較

  • 競合他社は海外にあり

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アンリツ(6754)は長らく電子機器端末計測の分野で高シェアを誇っており、同分野では国内に目立った競合他社はいません。 ニッチな分野を先駆けてきたことがアンリツ(6754)の強みで優位性と言えるでしょう。

世界に目を向けると、製造用計測器においては、米Agilent Technologies、独Rohde&Schwarzといった競合他社の後塵を拝しています。 端末計測の業界は技術的な参入障壁が高いため、限られた企業としのぎを削ることになるでしょう。既存の顧客との信頼関係と、世界18か国24法人を展開する事業体制を武器に、成長を止めないことがカギになります。  

 

アンリツ(6754)株のまわりの予想

  • 2020年10月時点では仕込みとして買う人が多い

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買い予想の声

決算までの短期保有者も多いようです。

 

機関の売り浴びせの後、大きく株価上昇するという予想を立てている方もいます。    

 

  • 短期保有だと売りが優勢

売り予想の声

短期的には個人の売りが続いているため、逆日歩が発生しているようです。  

日経平均株価に連動しない動きを取ることもあるようです。

 

アンリツ(6754)の総合評価

5Gの波に乗れるかに期待がかかる

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  通信簿
業績
割安
同業種との比較
将来性

業績について

  • 2021年3月期第1四半期決算では売上高前期比7パーセント増、営業利益は90パーセント増

【2021年3月期第1四半期決算】

  • 売上高約290億円
  • 前期比で7パーセント増の微増

【営業利益】

  • 51億円
  • 前期90パーセント増

と大きく伸長しています。要因としては、5Gチップセットおよび携帯端末の開発需要が要因とされています。

数値こそ悪くは有りませんが、5G関連製品はデータセンターなどの投資に注力するなど、準備段階にあるものが多いです。 そのため、現段階では業績は悪くは有りませんが、決して良くもない評価と言えます。  

 

  • PQA事業が底支えをしている

食品・薬品・化粧品分野への製品製造を行うPQA事業の分野においては、X線を用いた異物検出や包装に関する品質保証などの需要が堅調に推移しています。

PQA事業においては、海外の販売体制の整備拡充を行うことで、2021年3月期第1四半期決算では、前年同期8パーセント増の44億1,600万円と堅調に推移しています。  

 

割安かどうか

  • 指数は割高

PERなどの指数は割高である印象を受けます。

5G本命銘柄として将来性期待のホルダーが多い銘柄です。指数を参考に買う方に関してはあまりオススメは出来ません。

 

同業種との比較

  • 今までもこれからも通信機器分野のトップシェア企業として君臨

元々、アンリツ(6754)は1895年(明治28年)に創業された石杉社をルーツとしています。有線通信のパイオニアとして古くから事業展開をしています。通信設備においては、国内のみならず、海外においても高いシェアを誇っています。

ソニーやKDDIといった有名メーカー以外に、アップルなどのGAFAレベルの企業を顧客に持っている点は、通信機器業界において大きな優位性と言えるでしょう。  

 

将来性はあるか

  • 5Gへの期待がかかるもコロナの懸念もあり

アンリツ(6754)が手掛ける5Gミリ波測定装置などは、同業他社からの参入障壁が高いため、一定の利益が確約されている点は大きいです。 一方、新型コロナウイルスの影響はいまだに全世界に影響を及ぼしています。

特にアンリツ(6754)のようにグローバル展開をしている企業にとっては、営業活動の制限は業績停滞につながりかねません。

2021年3月期第1四半期の決算説明書では、米州はリモートによる営業活動に切り替える動きが見られます。どのように今後影響を及ぼすかは注視したいところです。

 

買いを検討してる人へアドバイス

2,3年単位の長期保有がオススメ

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5G関連銘柄の本命であり、右肩上がりのチャートが続いています。特にこれからは5G普及が本格化するため、投資妙味が高まっています。

2020年10月時点では売りが強いため、短期的にはどちらに転ぶかわかりません。確実な利益を狙いたいのであれば、押し目を買って数年寝かせるつもりでの購入をオススメします。    

 

まとめ

  • アンリツ(6754)は、携帯端末の電波測定機器などを手掛ける電子機器メーカー
  • 5G向け製品を多く手がけており、国内外で高いシェアを誇る
  • 新型コロナウイルスの影響による5G普及や営業活動の停滞に懸念がある
  • 5G普及を見据えての長期保有がオススメ