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freee(4478)の株価は今後どうなるか
注目のクラウド型会計サービスだね!具体的に株価を分析していくよ!
株レンジャー
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  • freee(4478)の株価予想
  • freee(4478)株の買い時
  • freee(4478)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

 

freee(4478)の株価予想!今後どうなるか?

短期的にも長期的にもまだまだ伸びていく

グラフイメージ

freee(4478)はクラウド型会計サービスを中心に事業を展開しているBtoBのIT企業です。2019年12月17日にマザーズ市場へ新規上場したばかりの企業です。

上場以来、チャートは右肩上がりで推移しており、企業の財務会計のリモート化に伴い、業績の上昇期待が高まっています。 そのため、短期的にも長期的にも株価は上昇していく可能性が高いことが見込まれます。    

 

  • クラウド型会計サービスでは業界トップ

クラウド型会計サービスとしては業界シェアでトップを誇っています。クラウド会計サービスでは55パーセント、給与計算ソフトでは40パーセントの数値を記録しています。

2020年の上半期では、マザーズ市場に新規上場したうちの、実に3割が同社のサービスを利用をしています。    

 

  • API接続で強いストックビジネス体質を築いている

freee(4478)の強みとしてAPI接続が挙げられます。API接続は金融機関の銀行口座と自動同期をしてくれるサービスであり、会計においては高い利便性があります。

API接続はfreee(4478)のみしか導入していないこともあり、他社への乗り換えがされにくい点が魅力的。 事実、2020年6月期においての12か月平均解約率は1.6パーセントとなっており、年々解約率は減少をしています。今後も、顧客数の順調な積み上げが期待されるところです。    

 

freee(4478)株の買い時

  • 直近の押し目があれば購入を検討しよう!

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上場以来、下落局面もなく、令和2年9月下旬はさらに株価の上昇スピードが上がっています。 新規上場企業ということもあり、PERなどの指数で買い・売りの判断がしづらいです。

そのため、将来的な業績拡大の観点から判断をするしかありません。

2020年6月期の有料課金ユーザー企業数は約22万社と、年平均で50パーセント以上の成長をしています。当面は業績の陰りが見えないため、悪材料による下落を待つよりも、地合いの連れ安などを狙っての購入をオススメします。  

 

freee(4478)の株の分析【2020年10月21日現在】

  • 時価総額は継続的に増加中、指数は割高

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株価指標

株価 目安
時価総額 461,539百万円
EPS 156.94
BPS 278.29

マザーズの新規上場企業とは思えないほどの高い時価総額です。今後どこまで伸びていくかが気になるところです。

クラウド型サービスが一般的になり、業界シェアを占めていけば、時価総額1兆円企業も夢ではないでしょう。 公表されているEPSやBPSはいずれも割高な数値です。上場して間もないこともあるため、参考値に留めておきましょう。  

 

同業種の銘柄と比較

  • 同じクラウド型サービスを展開しているマネーフォワード(3994)がライバル

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マネーフォワード(3994)はfreee(4478)と同じくクラウド型会計サービスを提供しているIT企業です。時価総額は約2,000億円台です。API接続の有無で、freee(4478)の方が一枚上手といったところでしょうか。

しかし、マネーフォワード(3994)は会計サービス以外にも、企業向けのコンサルサービスや個人向けの家計管理アプリの展開などのサービス展開を行っています。freee(4478)と比べ、サービス展開の幅の広さで勝負をしている印象を受けます。  

 

freee(4478)株のまわりの予想

  • 上場開始からのホルダーも多い

SNSイメージ

買い予想の声

マザーズ指数の上昇に伴って、さらに株価を上昇させているようです。  

さらにチャートが上放れすることに期待を持っている方も見られます。    

  • 短期目線すぎると被弾することも…

売り予想の声

株価が高いため、一時的な下落に巻き込まれると損害も大きそうです。 チャートが買いトレンド中のため、全体的に買い予想の声が優勢という結果でした。    

 

freee(4478)の総合評価

シェアの拡大により、赤字を縮小させていきたい

グラフイメージ

  通信簿
業績
割安 ×
同業種との比較
将来性

 

業績について

  • 2020年6月期第4四半期決算は前期比52.7パーセント増の6,895百万円の売上高

2020年6月期第4四半期決算は売上高約69億円と、前期比で52.7パーセント増の成長を遂げています。

要因としては、有料課金ユーザー企業数の堅調な伸びが挙げられます。2018年6月期は約11.5万社、2019年6月期は約16万社、そして2020年6月期は約22.4万社と大きく伸びています。  

 

  • 先行投資による赤字計上が続く

好調な売上高である一方、営業利益は-2,587百万円と赤字計上が続いています。

元々、freee(4478)は赤字上場の先行投資型企業です。2020年6月期は前期比で現金資産が約100億円増加しているので、資金ショートの心配は低いかと思います。

一方、販管費も2020年6月期は前期比で約17億円増加しています。当面は赤字路線が続くことが予想されます。 今後も売上を堅調に拡大することで、早期の黒字転換をはかっていきたいところです。  

 

割安かどうか

  • 指数は軒並み割高

将来性は高いですが、BPSなどの株価指数は割高です。割安成長株を狙う投資家にとっては、あまりオススメできる銘柄ではありません。  

 

同業種との比較

  • クラウド型サービスで一点突破を狙いたい

同業他社と比べ、freee(4478)の強みはクラウド型会計サービスのシェア率の高さです。

マネーフォワード(3994)のように事業の多角化を狙うよりも、API接続などを活かして、シェアを拡大させていきたいところです。  

 

将来性はあるか

  • クラウド型サービスの潜在顧客数は多い

株式会社MM総研の「クラウド会計ソフトの法人導入実態調査(2017年8月実施)」によると、中小企業では会計ソフト利用率は54.1パーセントとされています。

そのうち、クラウド会計を利用している割合は14.5パーセント。 クラウド会計はまだまだマイノリティーであることが分かります。freee(4478)にとっての潜在顧客数は多く、売上の拡大余地は高いでしょう。    

 

買いを検討してる人へアドバイス

2,3年先を見据えた長期保有で大きな利益を狙おう

株イメージ

株価指数は割高であるため、必然的にファンダメンタル狙いの保有となるでしょう。

クラウド型サービスは今後数年かけて、隆盛することが見込まれます。 大きな利益を狙いたいのであれば、数か月間の中期保有ではなく、2、3年保有を見据えた長期保有をオススメします。業界トップシェアで、今後も大きな成長が見込まれる分野であるため、保有妙味はあるのではないかと思います。    

 

まとめ

  • freee(4478)の会計ソフトは、銀行口座と自動同期をしてくれるAPI接続を強みとしている
  • 2020年6月期第4四半期決算の売上高は52.7パーセント増と大きく成長中
  • 先行投資が続き、赤字路線が続いている
  • 株価指数は割高のため、長期保有を見据えたファンダメンタル投資がオススメ