MHFG8411)株価どうなる?

 

みずほフィナンシャルグループ(8411)の株価は今後どうなるの?

コロナショック後の今が買い時だよ!業績にも注目!

株レンジャー
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  • みずほフィナンシャルグループ(8411)の株価予想
  • みずほフィナンシャルグループ(8411)株の買い時
  • みずほフィナンシャルグループ(8411)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。  

 

みずほフィナンシャルグループ(8411)の株価予想!今後どうなるか?

みずほフィナンシャルグループ(8411)はシステム障害で顧客の信頼が失墜している

みずほフィナンシャルグループ(8411)は、2021年2月28日〜3月12日の13日間で4回もシステム障害を発生させています。

原因はそれぞれ別のもので、

  • 定期預金のデータ移行処理によるデータ容量のオーバーフロー
  • ハードウェアの不具合

等です。

2021年2月28日~3月12日のシステム障害により、ATMに通帳が吸い込まれて4時間以上も待たされた人が続出しました。

過去にも

  • 2002年4月
  • 2011年3月
  • 2015年1月

と何回もシステム障害を引き起こしており、みずほフィナンシャルグループ(8411)の信頼は他のメガバンクと比べて地に落ちているといっても過言ではないでしょう。

>>>株式会社みずほ銀行におけるシステム障害に係る対応状況について  

 

コロナの影響で利息収入減

2019年12月期の貸出金利息は約9,642億円だったものが、2020年12月期では約7,074億円と、約2,568億円も減少しております。

大きな原因としては、

  • 貸出先の経営悪化による支払の延滞
  • 貸出利率の減少

があります。

コロナ禍で、国が無金利・低金利の融資を推奨していることもあり、銀行の主軸である利息収入にも影響を与えています。

>>>みずほフィナンシャルグループ(8411):2021年3月期第3四半期決算短信  

 

固定資産の減損損失で、翌期以降の利益増が見込める

みずほフィナンシャルグループ(8411)は、近年のIT化で不要となった

  • 個人顧客向けシステム
  • 経営不振等で統廃合する店舗の固定資産

を2019年3月期決算で全て(約5,000億円)損失計上しています。

内訳は以下のとおりです。

  • 個人顧客向けシステム(ソフトウェア) 約4,600億円
  • 統廃合予定店舗 約400億円

固定資産の減損損失で、2019年3月期の当期純利益は前期比83.2%減少(約965億円)となり、利益が大幅に減少していますが、翌期以降の費用をまとめただけなので、今後は費用が減り、利益が増えるので、プラス材料として判断できます。

>>>みずほフィナンシャルグループ(8411):2019年3月期決算短信  

 

みずほフィナンシャルグループ(8411)株の買い時

底を作った2020年11月以降の株価水準が買い時

2020年3月18日にコロナショックで一時1,084円程まで下げた株価は、一度も1,000円を割らずに上昇しているので、底を打った可能性があります。

理由は、移動平均線が上を向き始めたことと、2020年10月29日の1,256円を底値に、2番底を作って上昇しているからです。

長期保有を考えるなら、底を作って上げ始めた2020年11月以降は買い時かも知れません。

 

LINE bankの設立による若年層の顧客獲得で株価上昇

みずほフィナンシャルグループ(8411)はLINEと共同出資して、2022年度中にLINE bank株式会社の設立を進めています。

LINEの膨大な利用者数にアプローチできることと、スマホベースのメインバンクとすることで、利用しやすいネット銀行を売りにしています。

若年層の顧客を囲いこめるので、投資に関心のある若年層との接点が多くなり、株価上昇のきっかけになります。

>>>LINE Financialとみずほ銀行による LINE Bank設立準備会社への追加出資および経営体制変更について  

 

みずほフィナンシャルグループ(8411)の株の分析【2021年4月30日現在】

配当金はいくら?配当利回り

配当利回りはかなり高く、配当狙いの投資家も多い。

株価指標 目安
配当金 75円※株式併合を加味した目安
配当利回り 4.88%
配当性向 42.4%(2020年3月期決算)


  • 株式併合しているが、配当金額は変わらない

みずほフィナンシャルグループ(8411)は2020年10月1日をもって株式併合(10株をまとめて1株)しています。 理由は、以下の3つです。

  • 発行済み株式数が多すぎる(発行済み株式数日本一だった)
  • 株価が100円台だった(ボロ株と呼ばれ印象が悪い)
  • 東京証券取引所の投資単位の水準を抵触している(最低購入価格5万〜50万未満)

配当金額は、1株あたり7.5円だったものが、75円となりましたが、実質的には変わっていません。

単元株の価格が上がって買いにくいので、ネオモバ等の単元未満株での購入を検討してみてください。  

 

配当利回りも配当性向も、かなり良い

銀行株は配当利回りが良いことが多いですが、みずほフィナンシャルグループ(8411)も4.88%でかなり良いです。

長期投資を見込んで、コロナショックで底を打った可能性が高い2020年11月以降であれば、割安な分、配当利回りも良くなりますね。

また、配当性向は2020年3月期決算では、42.4%となっています。 通常30%前後なので、配当性向も高いです。  

 

株主優待の内容

株主優待はなし

みずほフィナンシャルグループ(8411)は、株主優待はありません。  

 

株価指標

PER、PBRともに割安になっている

株価指数 目安
PER 11倍(2021年3月期の予想利益で計算)
PBR 0.45倍
ROE 5.1%
自己資本比率 4.0%

割安で、2020年10月29日に2番底を打った可能性あり。

銀行株は、日銀の金融緩和政策やコロナショックで軒並み下落しつくしているので、割安株は多いです。

みずほフィナンシャルグループ(8411)の株価も同様で、コロナショックで2020年3月13日に1,084円まで下落していますが、1,000円を割ることなく回復しているので、底を打った可能性があります。

下落しつくしているので、今後上昇が見込めるかもしれません。

>>>みずほフィナンシャルグループ(8411):2021年3月期 第3四半期決算短信  

 

同業種の銘柄と比較

銀行業界は収益力が低下しているので、業界全体の動向を注視すべき

銀行の本業は借りたお金(預金)を貸して、利ざやで儲けることです。でも、銀行業界は、2016年1月のマイナス金利政策や、2020年3月のコロナショックなどで貸出金の利率が下がったので、メガバンクも地方銀行も、収益力が低下しています。

高配当を維持できるかは、利益にかかっていますので、業界全体の動向を注視しましょう。  

※以下、みずほフィナンシャルグループ(8411)2021年3月期第3四半期決算の概要より抜粋

 

  • メガバンク3行の株価、配当利回りから投資資金にあった銘柄を選ぼう

メガバンク3行の株価、配当金を比較してみると、一番安く投資できるのは三菱UFJフィナンシャルグループだとわかります。

一番配当利回りがいいのは、三井住友フィナンシャルグループですね。

どのメガバンクを買うかは、投資資金がいくらあるのか?配当利回りが良いのはどのメガバンクか?を考えながら決めると良いでしょう。 以下、配当利回り一覧です。

  • みずほフィナンシャルグループ(8411)   4.88%
  • 三菱UFJフィナンシャルグループ(8306) 4.32%
  • 三井住友フィナンシャルグループ(8316) 4.99%
株価・配当金 株価 配当金
みずほフィナンシャルグループ(8411) 1,535円 75円
三菱UFJフィナンシャルグループ(8306) 578円 25円
三井住友フィナンシャルグループ(8316) 3,802円 190円

>>>三菱UFJフィナンシャルグループ(8306):配当情報

>>>三井住友フィナンシャルグループ(8316):株主還元方針・配当情報

 

みずほフィナンシャルグループ(8411)株のまわりの予想

買い予想の声

地合いを読めば、勝てると考える人の声

株価は一定期間売られると、売りたい人がいなくなって、買われ始めるので、地合いで考えるのは正しいと言えます。

底が買い時で、天井が売り時ですが、地合いをどう読むかが難しいところです。  

 

配当をもらい続けている人の声

長期投資をしている投資家は多いようです。

割安な頃に買えば、元本割れするリスクも減りますし、良いタイミングを狙いたいですね。  

 

売り予想の声

高リスク低リターンなので買うべきでなかったと後悔する声

そもそも買うべきではなかったと考える投資家が多いと、今後売られる可能性は高くなります。  

 

みずほ銀行の顧客対応の悪さを指摘する声

株価は企業の人気度でもありますので、こういったお客様としての考えや気づきも株価に影響してきます。  

 

みずほフィナンシャルグループ(8411)の総合評価

  • みずほフィナンシャルグループ(8411)は、株価も配当利回りもメガバンク中2位。投資資金と利回りを相談して買うべし
  通信簿
業績
配当金目当て
優待目当て ×
割安
同業種との比較
将来性

業績について

みずほフィナンシャルグループ(8411)の課題は顧客の信頼回復

2016年3月期以降、当期純利益も年々減少傾向であるなか、システム障害が多発しているので、顧客離れが進んでしまう可能性は高そうです。

LINE bankの設立はプラス材料になり得ますが、みずほ銀行のシステムに問題があれば本末転倒です。

どうやって信頼回復を図っていくのかが、今後の課題になりそうです。

>>>株式会社みずほ銀行におけるシステム障害に係る対応状況について   

 

配当金目当ての投資

  • 配当金目当ての投資家が多い

みずほフィナンシャルグループ(8411)は高配当なので、配当狙いの長期投資目的で買われています。

割安なタイミングで買えるよう、タイミングを見計らっていきましょう。  

 

優待目当ての投資

株主優待はなし

残念ながら株主優待がありませんが、配当利回りは良いです。  

 

割安かどうか

過去のチャート、PBR、PERともに割安

みずほフィナンシャルグループ(8411)の株価は、コロナショックで下落し続け、2020年3月13日の1,084円で、一旦底を打ったように見えます。

2020年10月29日には、1,256円で2番底をうち上昇し続けています。

PBR、PERを見ても割安で、過去のチャートを見ても底を打っているので、今後上昇していくと考えられそうです。  

 

同業種との比較

  • 高配当だが、株価はメガバンク中2位。あまり安くない

高配当なのは良いのですが、株式併合で10株がまとまり、1株になったので、100円台だった株価が1,000円台に値上がりしています。

配当利回りと投資資金を相談して、買うかどうか判断しましょう。  

 

将来性はあるか

  • 顧客の信頼が回復できるかで将来が決まる

みずほフィナンシャルグループ(8411)は、2002年4月、2011年3月、2015年1月、2021年2月と、何度も大規模なシステム障害を起こしているので、今後の行く末は顧客の信頼回復にあります。

システム障害を二度と発生させてはならないので、システムへの設備投資も多くなっていくと思われます。

どこまで信頼回復できるのかで将来が決まってくるでしょう。  

 

買いを検討してる人へアドバイス

2番底を打った2020年11月以降が買い時

現時点ですでに上昇し始めていますが、2020年3月13日の1,084円が1番底、2020年10月29日の1,256円が2番底となっているので、長期的に見ると買い時かもしれません。

長期投資をするなら、割安のタイミングを狙わなければいけないので、上昇する前に買っておきましょう。  

 

まとめ

  • みずほフィナンシャルグループ(8411)の株価予想は、経営状況は悪いが、株価は一度底を打っている。
  • みずほフィナンシャルグループ(8411)株の買い時は、2番底を打った今が買い時。
  • みずほフィナンシャルグループ(8411)の株の分析は、購入代金は高めだが、配当利回りが良い!
  • 同業種の銘柄との比較し、一長一短あるため、株価と利回りを投資資金と相談しよう
  • 配当狙いの投資家が多数!Twitterでも情報収集できる
  • 長期保有を目的として買いのタイミングを図るべし
  • 上昇し始めてるので買いのタイミングを上がりきる前に買ってしまおう