三井住友フィナンシャルグループ(8316)アイキャッチ画像

 

 

三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株価は今後どうなるの?

コロナ収束後に上昇するよ!少しずつ買おう!

株レンジャー
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  • 三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株価予想
  • 三井住友フィナンシャルグループ(8316)株の買い時
  • 三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

 

三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株価予想!今後どうなるか?

三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株価予想!今後どうなる?

三井住友フィナンシャルグループ(8316)はマイナス金利政策以降も安定収入

銀行業界は、日銀が2016年1月から導入したマイナス金利政策によって、減収が続いていますが、三井住友フィナンシャルグループ(8316)は、安定収入を確保できています。

マイナス金利政策を導入した翌期(2017年3月期)の連結粗利益では、約2兆9,207億円だったものが2018年3月期では2兆9,811億円となり、約604億円の増収となっております。

銀行以外の証券や保険からの収益確保、銀行内でも非金融の分野の開拓、海外貸出金の増加など、収益源を多く持てたことが要因です。

>>>三井住友フィナンシャルグループ(8316)業績・財務ハイライト

マイナス金利政策後も安定収入

 

コロナの影響で与信関係費用が増加

新型コロナウイルスの影響で、三井住友フィナンシャルグループ(8316)でも与信関係費用が増加しています。

理由は、経営が悪化した貸出先の返済が遅れることに備えて、貸倒引当金を積む等対応をしたからです。

2020年3月期では約1,706億円ですが、2021年3月期では約3,605億円となり約1,899億円(前期比211%)の増加です。

不良債権残高も2020年3月期約6,503億円から2021年3月期約9,665億円となり約3,162億円(前期比148%)も増加しています。

与信関係費用

 

ESG投資にも目を向けた三井住友フィナンシャルグループ(8316)の持続可能な社会への取り組み

最近は、環境に配慮した社会活動を行えない企業には投資しない(ESG投資)という投資家が増えてきています。

三井住友フィナンシャルグループ(8316)でも持続可能な社会への取り組みとして2030年までに達成したい目標を4つ挙げています。

  • 再生可能エネルギーなど、環境に配慮した活動をしている企業への融資実行10兆円
  • 累計150万人への金融経済教育の提供
  • 環境・社会課題に関するコミュニティの立ち上げ
  • CO2排出量30%削減

ESG投資を意識した取り組みで、投資家の注目が集まれば株価上昇につながります。

>>>SMBC Group GREEN×GLOBE 2030

 

三井住友フィナンシャルグループ(8316)株の買い時

三井住友フィナンシャルグループ(8316)株の買い時

  • 株価はコロナショック前の水準まで戻り、停滞気味。一度様子を見よう

三井住友フィナンシャルグループ(8316)は、2020年3月23日にコロナショックで最安値の2507.5円まで下げましたが、その後上昇し、一時2021年3月19日に4,354円の高値を付けた後、また下落し始め、2021年5月23日現在では4,027円に落ち着いています。

出来高も安定(2000~3000万株前後)しているので、コロナショック時に買った短期狙いの投資家の利益確定が一通り終わったといえます。今後は4,000円台で推移していく可能性があります。

コロナショック前の水準に落ち着き始めているので、今後どちらにも動く可能性があります。一旦様子を見てみましょう。

株価チャート

 

コロナ収束後の貸倒引当金戻入のタイミングが買い時

新型コロナウイルスの経済への影響が収束した際に、貸出先の経営状況が好転すれば、貸倒引当金が戻ってくるのでかなりの収益を上げられる可能性はあります。

貸倒引当金は、融資が焦げ付いたとき、自分たちの利益からほてんするために積み立てているお金ですから、融資先の経営が好転した場合は積み立てなくてよくなるので、帰ってくるのです。

新型コロナウイルスは、いつ収束に向かうかもわからない状況ですが、収束のきざしが見え始めたころに買うのも一つの戦略といえます。

 

三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株の分析【2021年5月28日現在】

配当金はいくら?配当利回り

三井住友フィナンシャルグループ(8316)配当金はいくら?

配当利回りはかなり高く、配当狙いの投資家も多い。

株価指標 目安
配当金 200円
配当利回り 4.97%
配当性向 46%(2021年3月期予想)

配当金推移

増配予定

配当は減配せずに増配か、維持する塁審配当

上の画像のように配当金については、減配はなく増配か維持となる塁審配当を方針に掲げています。

長期投資したい人気の銘柄なので、塁審配当を宣言してくれているのはとてもうれしいですね。

>>>三井住友フィナンシャルグループ(8316):個人投資家の皆様へ

 

配当利回りも配当性向も、かなり良い

銀行株は配当利回りが良いことが多いですが、三井住友フィナンシャルグループ(8316)も4.97%でかなり良いです。

今後、増配が続けば利回りはもっと上がるかもしれません。また、配当性向も2023年3月期までに40%を目標に掲げていましたが、この調子なら2021年3月期で達成しそうです。

>>>三井住友フィナンシャルグループ(8316):株主還元方針・配当情報

 

株主優待の内容

株主優待はなし

三井住友フィナンシャルグループ(8316)は、株主優待はありません。

 

株価指標

PER、PBRともに割安になっている

株価指数 目安
PER 9.2倍
PBR 0.47倍
ROE 4.55%
自己資本比率 4.9%

PER、PBRともに割安だが、株価自体が高めなので買いにくい

銀行株は、純資産が巨大になりがちなうえに、日銀の金融緩和政策やコロナショックで軒並み株価が下落しつくしている銘柄も多いので、PER,PBRともに割安な株は多いです。

三井住友フィナンシャルグループ(8316)についても同様で、PER、PBRとも割安ではありますが、株価が元々高く、100株買ったとしても400,000円以上の資金が必要で、簡単に買いづらいところがあります。

単元未満株で購入ができるネオモバ等のサービスを検討するのもいいかと思います。

 

同業種の銘柄と比較

三井住友フィナンシャルグループ(8316)同業種との比較

メガバンク3行の中1位の収益性と効率性

三井住友フィナンシャルグループ(8316)は、2020年3月期決算で、メガバンク2行を引き離してROEと経費率のランキングで1位になっています。

世界的に見ても上位になります。

2021年3月期決算でROEが下がってしまっているのは残念ですが、こちらはコロナの影響で与信関係費用が圧迫しているからです。連結粗利益では2020年3月期より増収していることがわかります。

連結粗利益推移

 

  • メガバンク3行の株価、配当利回りから投資資金にあった銘柄を選ぼう

メガバンク3行の株価、配当金を比較してみると、一番安く投資できるのは三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)だとわかります。

一番配当利回りがいいのは、三井住友フィナンシャルグループですね。(8316)

どのメガバンクを買うかは、投資資金がいくらあるのか?配当利回りが良いのはどのメガバンクか?を考えながら決めると良いでしょう。 以下、2021年5月28日時点の配当利回り一覧です。

  • みずほフィナンシャルグループ(8411) 4.39%
  • 三菱UFJフィナンシャルグループ(8306) 3.96%
  • 三井住友フィナンシャルグループ(8316) 4.97%
株価・配当金 株価 配当金
みずほフィナンシャルグループ(8411) 1,706.5円 75円
三菱UFJフィナンシャルグループ(8306) 631円 25円
三井住友フィナンシャルグループ(8316) 4,027円 200円

>>>みずほフィナンシャルグループ(8411):資本政策・株主還元方針・配当情報

>>>三菱UFJフィナンシャルグループ(8306):配当情報

>>>三井住友フィナンシャルグループ(8316):株主還元方針・配当情報

 

三井住友フィナンシャルグループ(8316)株のまわりの予想

買い予想の声

三井住友フィナンシャルグループ(8316)株の周りの予想

  • 塁審配当を重要視している人の声

塁審配当している数少ない銘柄なので、やはり長期保有狙いの投資家が多いですね早めに購入して長期保有しましょう。

 

  • 購入を検討している人の声

三井住友フィナンシャルグループ(8316)をNISA枠で買いたいと考えている人もいますね。

購入検討している方が多ければ、今後株価が上昇する可能性があがります。

 

売り予想の声

  • キャピタルゲイン狙いで利益確定した人の声

長期保有ではなく、キャピタルゲインを重視した人もいらっしゃいます。株価は投資家の思惑によって変動します。

 

  • 軽い気持ちの売りが売りを呼ぶことも

売るきっかけは投資家によって違いますが、一度売られ始めると売りが売りを呼びます。ツイッターの声は多くの人に影響を与えるのでこまめにみるべきかもしれません。

 

三井住友フィナンシャルグループ(8316)の総合評価

三井住友フィナンシャルグループ(8316)総合評価

  • 三井住友フィナンシャルグループ(8316)は、高配当だが株価が高い。単元未満株か、資金を確保して購入しよう。
  通信簿
業績
配当金目当て
優待目当て ×
割安
同業種との比較
将来性

業績について

安定して収益を上げているので塁審配当にも信頼がおける

三井住友フィナンシャルグループ(8316)は、2020年3月期決算でメガバンク3行中1位のROEを達成しています。2016年1月に日銀が導入したマイナス金利政策後でも、安定収入をあげられているところにも信頼がおけます。

安定収入の実績があるので、塁審配当にも信頼がおけます

与信関係費用が増加していますが、今後新型コロナウイルスウイルスの影響が収束したころには、業績は今以上に上がるでしょう。

マイナス金利政策後も安定収入

 

配当金目当ての投資

  • 配当金目当ての投資家が多い

三井住友フィナンシャルグループ(8316)は高配当なうえに塁審配当なので、配当狙いの長期投資目的で買われています。

割安なタイミングで買えるよう、タイミングを見計らっていきましょう。

 

優待目当ての投資

株主優待はなし

残念ながら株主優待がありませんが、配当利回りは良いです。

 

割安かどうか

PBR、PERともに割安だが、株価はメガバンク中1位の高値

三井住友フィナンシャルグループ(8316)は、メガバンク中一番高い株価になっています。PBR、PERは確かに割安ですが、値がさ株なので、他のメガバンクのほうが買いやすいかもしれません。

単元未満株を狙うか、資金を確保して購入するか、検討してみましょう。

 

同業種との比較

メガバンク中1位のROE、他にはない塁審配当も魅力

三井住友フィナンシャルグループ(8316)は、2020年3月期決算でメガバンク中1位のROEとなっており、さらに塁審配当を宣言している唯一のメガバンクとなります。

他のメガバンクにない魅力がある銀行株ですね。

 

将来性はあるか

環境にも目を向けた金融持ち株会社であり、将来性は大いにある

三井住友フィナンシャルグループ(8316)は、ESG投資(エコを意識した企業に投資をする手法)にも目を向けています。今後は環境共生を意識した企業でなければ投資してもらえないかもしれません。

そういったCSR(企業の社会的責任)に目を向けて取り組みを行えている企業は長く続きそうです。

 

買いを検討してる人へアドバイス

買いを検討している人へアドバイス

新型コロナウイルスの様子を見ながらコツコツ買い足しましょう

利益確定の売りが一通り落ち着いて、株価は安定してきています。新型コロナウイルスが収束に向かい始めるまで、株価の変動は不安定なので、少し様子を見てみましょう。

また、様子を見ながらあまり下げる気配がなければ、コツコツ買い足していってもいいかもしれません。

一気に買うと、その後下げてしまったら割安で買えたはずなのに、損してしまいます。

新型コロナウイルスの収束を見ながら、チャートの動きを確認してみましょう。

 

まとめ

  • 三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株価予想は、安定収益で下落しない
  • 三井住友フィナンシャルグループ(8316)株の買い時は、コロナ収束のタイミング
  • 三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株の分析は、配当利回りはいいが株価が高い
  • 同業種の銘柄と比較し、一長一短あるため、株価と利回りを投資資金と相談しよう
  • 配当狙いの投資家が多数!Twitterでも情報収集できる
  • 長期保有を目的として買いのタイミングを図るべし
  • コロナ収束と相談しながら、コツコツ買いをしていこう