- アイレックス(6944)の株価予想
- アイレックス(6944)の買い時
- アイレックス(6944)の株の分析
- 同業種の銘柄と比較
- まわりの予想
- 総合評価
- 買いを検討してる人へアドバイス
をまとめました。
アイレックス(6944)の株価予想!今後どうなるか?
じわじわと下落が続き、1,400円台に突入する可能性あり
アイレックス(6944)は、大企業向けの業務ソフトウェア開発を行うエンタープライズ事業や、官公庁や自治体向けのITサービス開発を行うソーシャル&パブリック事業を手掛けています。
ビジネスモデルとしては魅力的ですが、銘柄としては不人気状態が続いています。 2020年12月11日の出来高はわずか1,800株であり、株価の先細りが予想されます。当面の上がり目が無いため、株価も下落基調が続く可能性が高いです。
- クラウド関連領域は好調だが、業績は減収
主力の通信・クラウド関連は堅調に推移をしています。しかしコロナの影響は大きく、2021年3月期第2四半期決算は売上高が前期比マイナス4.3パーセントの減収となっています。
2020年8月13日に発表した中期経営計画において、コロナ禍において5Gやクラウド関連サービスの強化を行っていくこととされています。時流に沿った経営方針で早期の黒字回復を期待したいところです。
アイレックス(6944)株の買い時
- 底値からの反転を確認してから購入する
株価は2020年12月12日時点で1,569円をつけていますが、出来高が先細っており、株価は下落基調です。
買い時としては、確実に反転したことを確認してからとなります。早くとも2021年2月予定の第3四半期決算までは様子を見ておく必要があります。コロナの第3波も考慮すると、今年度いっぱいまで様子見をするくらいでも良いかもしれません。2021年3月期第3四半期決算で、営業利益・経常利益が黒字転換した場合は、買いのチャンスと考えます。
アイレックス(6944)の株の分析【2020年12月12日現在】
配当金はいくら?配当利回り
- 配当金はなし
配当金は実施しておりません。まずは業績の黒字化を目標としたいところです。
株主優待の内容
- 株式優待はなし
株主優待はありません。同業他社も含めて、優待は実施していないため、株主優待狙いの投資は期待できなそうです。
株価指標
- 時価総額は伸びしろ十分!
株価 | 目安 |
---|---|
時価総額 | 46億1千6百万円 |
PER | 19.23 |
PBR | 5.86 |
・時価総額は19億台のため、伸びしろは十分です。
・PERは19.23、PBRは5.86と同業他社と比較すると割高でも割安でもないという印象を受けます。
同業種の銘柄と比較
- PALTEK(7587)と企業規模が近い
5G関連銘柄はどれも時価総額100億超えの銘柄が多いです。その中でも時価総額60億台のPALTEK(7587)はアイレックス(6944)と企業規模がやや近い部類に入ります。
PALTEK(7587)は半導体商社であり、5Gの普及に伴っての需要増加が見込まれています。アイレックス(6944)の手掛ける通信システム分野とは若干カテゴリーが異なるため、競合という形にはなりにくいです。
5G関連銘柄を比較する際には、5G関連の内のどのサービスを展開している企業の業績が高まっているかに着目していくことが投資の上では重要です。
<参考>
5G銘柄時価総額(2020年12月15日時点)
・アルチザネットワークス(6778) 時価総額約150億
・サイバーコム(3852) 時価総額約140億
・オプトラン(6235) 時価総額約1021億
アイレックス(6944)株のまわりの予想
- 上期経営は増益で着地!
買い予想の声
6944 アイレックス、上期経常は一転32%増益で上振れ着地 – 株探 https://t.co/zYD2iU7DG7
— ᎫᏴ (@jet_coffey) November 12, 2020
従来は22パーセントの減益予想でしたが、2021年3月期第2四半期において、経常利益が前年同期比32.5パーセントの増益となりました。残念ながら株価は地合いに引っ張られて、ふるいませんでしたが、好材料と見る動きもあったようです。
アイレックス買い時なんじゃなかろうか。テーマ株。
— 株好きのイーグル🦅 (@bafeter) November 3, 2020
5G関連銘柄テーマとして一定の注目が常にされているようです。
- 業績を向上して注目度をあげることが第一
売り予想の声
- 久々にここの掲示板見たら、コメント無くてびっくり!! うーん。盛り上げられない理由はうなずけるわ。年末で皆様、ぶん投げして、去って行かれるのでしょうか ( 一一)
出来高が少なく、注目度が低いという声がヤフーファイナンスなどで見られました。
まずは業績を向上して注目度を上げる必要がありそうですね。
アイレックス(6944)の総合評価
5Gやクラウドサービスの拡大に期待
通信簿 | |
---|---|
業績 | △ |
割安 | △ |
同業種との比較 | 〇 |
将来性 | 〇 |
業績について
- 2021年3月期第2四半期決算では、売上高・営業利益共に減益減収
【2021年3月期第2四半期決算】
・売上高13億7百万円 前年同期比マイナス4.3パーセント
・営業利益6千9百万円 前年同期比マイナス6.7パーセント
と売上・収益面共に減益減収となっています。
割安かどうか
- 割安性は薄い
時価総額は19億円台と低いですが、PER、PBRは同業他社と比べて同程度です。減益減収となっている現状としては、やや購入するには割高であるという判断となります。
同業種との比較
- 築き上げた顧客対象に時流に沿ったサービス提供を行いたい
顧客が大手民間から官公庁まで多岐にわたる点が強みであり、特徴と言えます。現在の顧客に対し、5G通信やクラウド化促進など確実に需要があるサービスを提供していくことが望まれます。
将来性はあるか
- 業績拡大のためにはリソースシフトがキーポイント
中期経営計画 (2020年8月~2023年3月)では拡大領域分野(5Gなど)の強化に際し、他領域からの人材異動を行う予定とされています。 事業拡大に伴って人件費増は避けられないところです。
人材リソースをうまくシフトしていくことで、利益の損失を極力減らしていけるかが、今後の経営上のキーポイントと言えます。
買いを検討してる人へアドバイス
買うのは2021年度以降から!
アイレックス(6944)は事業の将来性目的で購入するホルダーが多いです。 2020年12月時点では、コロナ懸念による地合い悪化が強く、すぐに購入を考えられる場面ではありません。
5Gなどのテーマ株関連は実になる時期がまだ先の話なので、株価が下落しきってから購入することをオススメします。決算ごとに説明資料がリリースされない銘柄のため、決算短信の経営成績説明欄は熟読するようにしておきましょう。
5G・クラウド製品関連の業績が好調であるという説明があれば、中期経営計画が軌道に乗っていると考え、買いを検討しても良いかもしれません。
まとめ
- アイレックス(6944)は2021年3月期第2四半期決算では売上高・営業利益ともに減益減収
- 5G、クラウド関連システムを手掛けており、ビジネスモデルは魅力的
- 株価は下落基調にあり、購入は2021年度以降がおススメ
写真①PAKUTASO、写真②フリー素材ドットコム、写真③depositphotos、写真⑥GAHAG、左記以外:写真AC